マルコ・ミロヴァノヴィッチ

選手紹介
名前マルコ・ミロヴァノヴィッチ(Marko Milovanovic)
生年月日2003年8月4日
国籍/出身セルビアスメデレヴォ)
身長196cm
ポジションCF
所属パルチザン・ベオグラード

パルチザンから新たに誕生したセルビアの怪物候補

プレー動画

経歴

■2003-2022年(幼年期~パルチザン)

第二次世界大戦時にドイツ軍の占領下にて兵器庫として利用されたスメデレヴォ。現在はセルビア共和国における鉄鋼業の中心地として栄えているこの都市にてマルコ・ミロヴァノヴィッチは誕生している。FKペトリクにてキャリアをスタートさせると、7歳となった2010年よりセルビアを代表する名門クラブ『FKパルチザン・ベオグラード』に加入。ユースセクターでは同郷のスメデレヴォから輩出されたアレクサンダル・ミトロヴィッチの正統後継者としての期待を受けていた。

2014年6月にはドイツやイタリアを始めとした国外の名門クラブが参加した国際トーナメントにて優勝に貢献するなど、2003年世代のエースストライカーとしてチームを牽引していた彼は、2020/21シーズンより2歳上のカテゴリとなるパルチザンU19に昇格を果たしていた。そんなオムラディンスカ・リーガ(U19リーグ)の序盤戦はゴールを奪うことができずに苦戦を強いられるも、第13節のラド・ベオグラードU19戦での初ゴールを含むハットトリックがきっかけとなり、その後の3試合でハットトリックを達成するなどリーグ戦では22試合17得点を結果的に記録している。

 

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2021/22シーズンを迎えると、指揮官であるアレクサンダル・スタノイェヴィッチはトップチームに彼を招いており、セルビア・スーペルリーガ(セルビア1部)の開幕節となるFKプロレテル・ノヴィ・サド戦ではトップデビューを達成。5日後にはUEFAヨーロッパリーグ予選2回戦のドゥナイスカー・ストレダ(スロバキア)戦で国際トーナメントの経験をしたほか、リーグ戦では開幕から4試合連続で出場機会を与えられていた。その後は新加入のリカルド・ゴメスが大ブレイクしたことでU19リーグを主戦場に移すも、2021年12月には再びトップチームで姿を見せるようになり、そんな12月の5試合(カップ戦を含む)では3得点1アシストの成績を残すなど、シーズン終盤に向けてのアピールに成功しているところだ。

代表歴

セルビアU17としての活躍が期待されていた2020年はCOVID-19の影響でコンペティションが中止となっているため、彼が本格的に世代別代表でプレーしているのは2021年6月からのセルビアU19となっている。

移籍の噂

パルチザン・ベオグラードとは17歳でプロ契約を締結しており、2023年6月末までの契約を残している。現時点で具体的な関心の噂は報じられておらず、パルチザンのトップチームでは第2フォワードとしての地位を確立しつつあるため、国内リーグで経験を積むことも有意義な選択になるだろう。そんな彼がInstagram上でフォローしている国外クラブはインテル(イタリア)のみとなっている。

プレースタイル

196cm/85kgの恵まれた体格を持っているセンターフォワードであり、その風貌通りにエリア内でターゲットとなりながら空中戦の強みを活かしてゴールを奪うことできる。怪物的なスピードがあるわけではないが、ボールを引き出す動きが巧みであり、さらには身長に似つかわしくない快適な足下のスキルを有しているため、ポストプレーや個人技からのシュートも得意としている。また、左足にやや自信が見られるも、逆足である右足でも狙いすましたシュートを見せるなど両足の遜色なく扱えるのは大きな強みだ。アイドルは当然のようにアレクサンダル・ミトロヴィッチであり、モデルロールとしてはロベルト・レヴァンドフスキやアーリング・ブラウト・ホーランドから学びを得ているという。

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