名前 | ルドヴィト・ライス(Ludovit Reis) |
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生年月日 | 2000年6月1日 |
国籍/出身 | オランダ(ハールレム) |
身長 | 178cm |
ポジション | CMF |
所属 | FCフローニンゲン |
バルセロナからの関心が熱いフローニンゲンの注目株
プレー動画
経歴
■ 2000-2017年(幼年期~FCフローニンゲン)
オランダは北ホラント州の都市であるハールレムに生まれた彼だが、自身のルーツはスロバキア共和国であり、彼の両親はそんなスロバキアのコシツェ出身となっている。現在も母親とはスロバキア語で会話をしているなど、スロバキア人としてのアイデンティティも持っている彼は、生誕地であるハールレムの近隣都市にあたるホーフトドルプのサッカークラブ「SVホーフトドルプ」でサッカーを始めていた。そして2015年にFCフローニンゲンのスカウティングの目に留まり、フローニンゲンのユースに加入するも当初は地元のハールレムから遠く離れた都市に戸惑っていたと語る。フローニンゲンに加入後は人口4000人ほどの小さな町でホストファミリーと共に住んでおり、ホームシックに苦しみながらも多くの支えを受け、2年後にはプロ契約を締結するまでに成長を遂げている。
■ 2017-2019年(FCフローニンゲン)
2017年9月21日、KNVBカップ(オランダ国内カップ)1回戦のUSVヘラクレス戦でトップデビューを飾ると、翌月にはエールディヴィジ第8節のAZアルクマール戦にてリーグデビューを飾るなど順調な滑り出しを見せ、リーグ戦での出場としては3試合目となるスパルタ・ロッテルダム戦では試合に敗れるもプロ初ゴールを記録しており、2000年生まれとしてはエールディヴィジ史上初の選出としてリーグの歴史にその名を刻んでいる。フィテッセとの試合では史上最年少(17歳と171日)での退場を経験するが、2017-18シーズンはトップチームで18試合1得点1アシストを記録し、シーズンを終えている。2018-19シーズンからはボランチとしての不動のポジションを確立すると、昨シーズン以上の存在感を放っており、チームの成績とは裏腹に個人としては欧州中からの評価を急上昇させるなど一気に注目株へと名乗りを上げた。
代表歴
スロバキアにルーツを持っていることから、SFZ(スロバキアサッカー協会)からも招集に関する電話が来ており、父と多くの議論を交わしていたという。結果的により自身の成長機会へと繋がるであろうオランダを選択することを選んでおり、2018年9月にオランダU19の招集に応じてU19欧州選手権に出場中だ。
移籍の噂
夏の移籍市場に向けた報道は加熱を帯びており、現在はFCバルセロナが強い関心を示していると盛んに報じられている。フローニンゲンとしては600万ユーロを要求しているとオランダ紙は報じるも、さらに多くの移籍金が発生して欲しい意図もあることから金額には折り合いがついていない。また、FCバルセロナへの移籍が実現した際には、即トップチームでのプレーではなく、バルセロナBまたはレアル・ベティスへのローン移籍になることも想定されており、これらの扱いを受け入れるのかにも注目だ。
別の視点から見ると、2019年3月に取材を受けたロングインタビューにて、ホストファミリーとの生活に満足しているため「多分もう1年滞在する」ということや、運転免許試験に落ちていることからも取得に向けて残留の線も少なからず感じさせるエピソードも持っている。同インタビューでは、憧れのクラブ名は出さないも、いずれはトップクラブでプレーをしたい夢を語っているため、すべては代理人のエドウィン・オルデ・リーケンクが鍵を握っているだろう。
シーズン | 移籍先 | 移籍金 |
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2019-20 | FCバルセロナ | 325万ユーロ |
2020-21 | オスナブリュック | on loan |
プレースタイル
セントラルミッドフィルダーを本職とする中盤のプレーヤーであり、高いサッカーIQによる判断で相手のボールを刈り取ることを得意とし、視野の広さを活かして攻撃の起点にもなるなどその仕事は多岐に渡るものとなっている。ミドルシュートを好む一方、得点力は高くなくゴールスコアラーではないため、周りの選手を活かしたプレーで持ち味が発揮されるタイプの選手だ。