名前 | ラシィナ・トラオレ(Lassina Traoré) |
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生年月日 | 2001年1月12日 |
国籍/出身 | ブルキナファソ(ボボ=ディウラッソ) |
身長 | 183cm |
ポジション | CF |
所属 | アヤックス |
※ラシナ・トラオレとも表記される
ピーナッツバターが大好きなブルキナファソの新星
プレー動画
経歴
■ 2001-2018年(幼年期~アヤックス・ケープタウン)
ブルキナファソのフエ県にあるボボ=ディウラッソに生まれた彼は、地元のラヒモFC(ラヒム・ウエドラオゴが創設・運営を務めるクラブ)のユースアカデミーで育ってきた若者だ。ラヒモFCではシューズを履かずにプレーしていたと語っており、ブルキナファソの少年たちがシューズを手に入れるのは簡単ではなかったことからユース世代では対戦相手がたとえシューズを履いていても、裸足でプレーをするというクラブ内でのルールだったと振り返る。そんな裸足でプレーしていたことでボールを文字通り肌で感じ、優れたテクニックを培うことが出来たと当時の環境には満足しているという。
ボボ=ディウラッソで育ってきた彼の家族は生粋のサッカー家系であり、母親のカディも高いレベルでプレーしていた選手であった。父親のテマニーもサッカースクールとの関係性があり、従兄弟のベルトラン・トラオレもチェルシーやアヤックスでプレーし、現在もオリンピック・リヨンに所属するプロサッカー選手であるなど、その血を濃く彼も受け継いでいる。
ラヒモFCの創設者であるウエドラオゴは、幼い頃から彼をアヤックス・アムステルダムに連れて行こうとしていたが、FIFAの規制もあり簡単には実現しなかったが、16歳の頃(2017年)に南アフリカにあるアヤックス・ケープタウンに加入している。南アフリカでは新たな言語を学ぶ必要があり、フランス語だけではなく英語も学びながら約2年半の在籍期間で多くの経験を得ることとなった。
■ 2019年(アヤックス)
2019年1月に本家となるアヤックス・アムステルダムへの移籍が実現した彼は、早速フロリダで行われたトレーニングキャンプに帯同し、フラメンゴとの親善試合で非公式ながらトップデビューを飾った。キャンプでは主にタディッチとフンテラールから面倒を見てもらったと語り、同国出身でライバルでもあるハッサン・バンデや、カメルーン人のアンドレ・オナナの存在もありながらチームに上手く馴染めたという。
2018/2019年シーズンの後半戦ではヨング・アヤックス(リザーブ)にて主にプレーしており、エールステ・ディヴィジ(オランダ2部)でのデビュー戦となったFCフォレンダム戦でいきなり初ゴールを記録するなど14試合で8得点を記録。これらの活躍から、2019年5月12日のエールディヴィジ(オランダ1部)第33節 FCユトレヒト戦では試合終了間際にフンテラールに代わってトップチームでの公式デビューを飾った、
新たに2019/2020年シーズンを迎えた彼は、引き続きヨング・アヤックスの一員としてエールステ・ディヴィジ(オランダ2部)で戦っており、開幕から14試合を終えた時点でユトレヒトU21戦でのハットトリックを含んだ13得点4アシストを記録するなど昨シーズン以上の爆発力を見せ、これからトップチームに定着することが期待されている。
代表歴
既にブルキナファソにおけるフル代表デビューも飾っている。
移籍の噂
2019年7月に締結したアヤックスとの新たな契約では、2022年6月末までの契約期間を残している。ヨング・アヤックスでの活躍から近くトップチームでの起用も視野に入っているため移籍は考えづらい。ただ、トップチームの選手層によっては期限付き移籍にて一時的な退団も考えられるだろう。
プレースタイル
ボックス内での強さが光る生粋のスコアラーであり、高い身体能力から生まれる得点が魅力だ。既にエールステ・ディヴィジでは無類の才能を証明していることもあり、本格的にトップレベルでの挑戦となる姿に注目すべきだろう。彼に求められるのはトップレベルの舞台における得点であるため、真の価値を証明するのはこれからだ。