ラミネ・カマラ

選手紹介
名前ラミネ・カマラ(Lamine Camara)
生年月日2004年1月1日
国籍/出身セネガルディウルル)
身長173cm
ポジションAMF/CMF
所属FCメス

※Lamineはラミーヌ、ラミヌ、ラミンとも表記される

黄金ルートから輩出されたセネガルの次世代を担う才能

プレー動画

経歴

■2004-2022年(幼年期~ジェネレーション・フット)

セネガル南西部で約3,000人が静かに暮らしている町、ディウルルにラミーヌ・カマラは生まれ育っている。首都ダカールに近いリュフィスクのアカデミーを経て、セネガル南部エリアの名門クラブである『カーサ・スポーツ』の下部組織で頭角を現しており、2019年にカオラックで開催されたユーストーナメントがキャリアを変える大きなターニングポイントであった。同大会では準決勝で敗退するも、大会最優秀選手に選ばるパフォーマンスを見せ、そこからセネガル最高峰の育成に定評のある『ジェネレーション・フット』からの誘いを受けている。

15歳でジェネレーション・フットに加入すると、サディオ・マネやイスマイラ・サールなどの先人らが築き上げた道を順調に歩んでおり、国外移籍が解禁される18歳までの3年間を過ごしていた。そして18歳の誕生日を迎えた2023年2月、ジェネレーション・フットとの提携関係にあるFCメス(フランス)に移籍することが決定。満を持してのチャレンジが始まった。

■2023年(FCメス)

最初の約1ヶ月は世代別代表のコンペティションに参加しており、彼が本格的にメスでのキャリアを歩んでいるのは4月に入ってのことであった。2023年4月に行われたリーグ・ドゥ(フランス2部)第31節のジロンダン・ボルドー戦にてスターティングメンバーに名を連ねるとともにデビューを達成。翌節のサンテティエンヌ戦では初アシストを記録するが、後半34分に主審への抗議による退場+2試合の出場停止が課されるなど、シーズンも終わりに差し掛かっている現在でも話題を欠かない存在感を放っているところだ。

代表歴

2022年9月にモロッコとの親善試合にてセネガルU23でのデビューを飾り、2023年1月にはアフリカ諸国の国内リーグでプレーする選手のみを対象としたアフリカン・ネーションズ・チャンピオンシップ(通称:CHAN)に招集。同大会で初めてセネガルでのフル代表キャリアを歩み始め、全試合への出場と1得点2アシストを記録するだけなく、アルジェリア代表を下しての初優勝にも大きく貢献した。また、同大会ではグループラウンドの最優秀若手選手賞にも選出されている。

息をつく間もなく2023年2月より開催されたU20アフリカネーションズカップにも参戦すると、ここでも全試合にてセネガルに同大会での初優勝をもたらしている。そして、大会最優秀選手賞に選ばれるなど彼の評価が間違いないことが裏付けられた。

移籍の噂

FCメスとは2026年6月末までの契約を交わしており、1~2年はフランスでプレーする見通しだ。現在のメスはリーグ・ドゥにて2位のジロンダン・ボルドーと昇格枠を争っている状況にあるため、ここでの昇格有無によって彼のキャリアを大きく左右することも考えられるだろう。憧れのクラブはレアル・マドリードだ。

プレースタイル

ボックス・トゥ・ボックスの選手であり、主戦場はトップ下といった攻撃的なミッドフィールダーだ。狭い空間でも快適にボールを扱えるスキルと軽やかな身のこなしで相手を剥がしながらボールを推進させ、広い視野と非凡なパスセンスにてチームの攻撃を組み立て・構築する能力に長けており、こうした特徴から「Le Maçon(レンガ職人)」の愛称でも親しまれている。

メスの公式Webサイト上では173cm/65kgと体躯についてアドバンテージを得ているわけではないが、ボールを奪取し回収するセンスも兼ね備えており、プレー予測からボール保持者の意識外より身体を寄せて奪い切る一連の流れを自身の武器とする。こうした守備面での特徴によりディフェンシブなミッドフィールダーでも起用される一面も持つなど、セネガルの重要な存在になることが頷ける特別な才能だろう。

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