名前 | コンスタンティノス・ツォラキス(Konstantinos Tzolakis) |
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生年月日 | 2002年11月8日 |
国籍/出身 | ギリシャ(ハニア) |
身長 | 193cm |
ポジション | GK |
所属 | オリンピアコス |
大舞台での起用に応えたオリンピアコスの守護神候補
プレー動画
経歴
■2002-2018年(幼年期~プラタニアス)
地中海に浮かぶギリシャ共和国最大の島であるクレタ島。そんなクレタ島で最も人口密度の高いハニア(カニア)と呼ばれる地域に彼は生まれていた。父は理学療法士、母は体操・陸上競技の教師として勤務しており、異なるスポーツの道を持っていたが最も好んでいたフットボールを10歳の頃より始めている。最初からゴールキーパーとしてプレーしており、元プロサッカー選手であるギオルゴス・マウンタキスの指導を受けられる環境に恵まれていた彼は、2年後の2014年(12歳)より地元を代表するAOプラタニアスに加入するまでに成長していた。
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プラタニアスではコスタス・ゴレミスの指導のほか、当時のトップチームに所属していたゲオルギオス・ベルネアノウからもゴールキーパーとしての基本原則を学んでおり、K15(15歳未満)の守護神として定着するのに多くの時間は要さなかった。2017/18シーズンにはプラタニアスのK20(20歳未満)のゴールマウスを14~15歳にして守っており、トップチームのトレーニングにも参加するなど将来が渇望されていたが、同シーズンの成績によってトップチームの降格が決定したことから状況は一変している。
■2018-2021年(オリンピアコス)
降格直後、最初に接触したのが46回のリーグ優勝を誇る名門オリンピアコス・ピレウスであり、父とトレーニング施設や選手寮、そして学校を見ながらオリンピアコスでのプレーをイメージしていた。こうしてオリンピアコスへの正式加入を果たすと、早速ベルギーのヘンクで行われたプレシーズンキャンプに帯同し、5~6回のトレーニングセッションで感触を確かめながら『君は第4ゴールキーパーになれる』と評価を得たことは大きな自信となっていた。
16歳でクレタ島の住む親元を離れて暮らすことに最初は慣れていなかったが、2019/20シーズンにはオリンピアコスのK20でも主力に定着。2020年3月にはギリシャ・カップの準決勝1stレグ PAOKテッサロニキ戦でデビューを飾っており、同試合は3-2で敗戦を喫しているが彼が出場しなかった2ndレグに勝利を収めたため決勝戦に進出していた。このため、決勝戦となるAEKアテネ戦では正守護神のジョゼ・サが出場するものだと考えられていたが、そのジョゼ・サが負傷離脱を強いられたことによって急遽彼に出番が回っており、そんなプレッシャーのかかる大一番ながらクリーンシートに抑えたことは彼に大きな自信と高い評価を得る重要なシーンとなっている。
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2020/21シーズンはジョゼ・サに次ぐ第2~3GKにまで序列を上げており、スーパーリーグ1(ギリシャ1部)第2節のアステラス・トリポリスFC戦ではリーグデビュー戦ながら無失点に抑える活躍を見せている。その後もプレーオフラウンドも含めてベンチに控えながらトップチームの6試合に出場。6試合で喫した失点数は「4」であり高いパフォーマンスを残してシーズンを終えた。
代表歴
15歳の誕生日から2週間にも満たない2017年11月にギリシャU16でのデビューを飾り、以降の世代別代表で守護神としてチームを牽引している。2019年のU17欧州選手権ではグループステージで敗退を喫するも彼自身は全試合に出場。2020年のU21欧州選手権予選でも飛び級にてゴールマウスを守っており、2021年6月現在も同様の状況だ。
移籍の噂
オリンピアコスに加入する前にはパナシナイコスやアヤックス(オランダ)、そしてACミラン(イタリア)からの関心が伝えられていた。オリンピアコスとは2024年6月末までの長期契約を残しており、当面はギリシャ国内でプレーすることを臨んでいるだろう。安定した出場機会を得るために同リーグ内のクラブにて期限付き移籍をする話も持ち上がっている。
プレースタイル
ゴールキーパーとしては申し分ない193cmの身長からなる守備範囲を持っており、エリア外からのシュートセーブに一定の評価を得ている。チームのスタイルから足下の技術については不透明なところはあるが、非凡なフィード精度と陸上競技(主に走り高跳び)で鍛えた敏捷性・バネでシャットアウトすることを得意としており、国内カップの決勝戦で見せた大舞台での強さは高く評価すべき要素だろう。まずは定期的な出場機会を得ることでの経験が必要となっている。