ヤルデル・キャンギャ

名前ヤルデル・キャンギャ(Jardell Kanga)
生年月日2005年12月13日
国籍/出身スウェーデンストックホルム)
身長173cm
ポジションWG/CF
所属IFブロマポイカルナ

ジャーデル・カンガ、ジャルデル・カンガ、キャンガとも表記されるだろう

スウェーデン3部で15歳ながら躍動する若きライジングスター

プレー動画          

経歴             

■2005-2017年(幼年期~ヴァーサルンドIF)

父親のクチ・キャンギャ(1980年生)はシリアンスカFCでスーペルエッタン(スウェーデン2部)を戦っていた元プロサッカー選手であり、母親であるクフトとの間にてストックホルム南総合病院にて生まれている。4歳の頃からアパートのいたるところでボールを蹴って遊んでいた少年であり、スパンガのサッカースクールを経由してAFCソルナのアカデミーに加入。両親が忙しいときは叔母に迎えに来てもらい、従兄弟のホサファト・メンデス(ハンマルビー)と一緒に帰るような生活を過ごしていた。

10歳~11歳になった彼は新たなレベルアップを求めてIFブロマポイカルナ(通称:BP)の入団テストに臨むも、最初のテストでは「私より優れた選手がいた」と回想するように入団は叶わず、ヴァーサルンドIFに加入していた。そこから1年半の月日が流れた12歳当時のエピソードを母クフトは今では笑い話に変えるような口調で話しており、他の子供たちと比べて成長が早かったことから「どうして05(2005年生まれの意)なの?」「どうして12歳なの?」「年上だ!」と揶揄され、コンゴ共和国にルーツを持っていることから本当の年齢ではないことを疑われていたという。それぐらい存在感が際立っていた彼に転機が訪れるのはその頃であった。1度目は彼に不合格と言い渡したブロマポイカルナから以前の関係とは逆にアプローチを受け、不合格となったクラブに復讐したと笑顔で振り返りながら入団することを決断している。

■2017-2021年(IFブロマポイカルナ)

ブロマポイカルナのユースセクターでは2~3歳年上のカテゴリでプレーするのが常であり、2017年の国際トーナメントではレアル・マドリードやユヴェントス、チェルシーを相手に勝利を収めるなど海外のクラブから関心を集めるきっかけとなっていた。2019シーズンは13歳でU16カテゴリを相手に無双し、リーグとカップ戦を含めた14試合で18得点という成績を収めると、14歳となった2020シーズンはU16~U19の主要コンペティションを行き来し、U16では国内チャンピオンの栄光に貢献。結果的にU16では3試合2得点、U17では14試合14得点、U19では7試合3得点(計24試合で19得点)を記録している。

2021年1月にはIFブロマポイカルナと史上最年少となる15歳でのプロ契約を締結し、2月上旬にはFCバルセロナの育成組織であるラ・マシアに招待されると、彼にとっては2~3歳年上となる2002~03世代のトレーニングに参加したという。試合は行われなかったがバルセロナのテンポとテクニックに刺激を受け(なかでもガビのスキルには驚いたという)、開幕を控えるシーズン前の貴重な経験となった。2021シーズンのIFブロマポイカルナは2部リーグからディヴィジョン1(スウェーデン3部)に降格してきたばかりであり、3部リーグという環境も相まって第2節のサンドビーケン戦にてトップデビューを彼は飾っている。第7節のフディクスバル戦では後半36分にダメ押しとなる5得点目を奪うと、15歳5ヶ月3日でのシニアカテゴリにおけるゴールはジャック・ラーンが持っていた記録を大きく上回る最年少記録となった。

代表歴            

スウェーデンU15でのデビューを飾り、世代別代表のキャリアを歩み始めている。

移籍の噂           

年齢を重ねるごとに国内外からアプローチを受けており、ときにはInstagramのメッセージや直接電話をかけるほどであり、父親のクチはこれらが息子に悪い影響を与えるのではないかと危惧していた。そうした環境から彼を守るべく、アサン・セチンカジャを代理人として迎い入れることでベストな選択を与えるようにし、ブライトン(イングランド)やフェイエノールト(オランダ)のトレーニングに参加するなど適切な移籍先探しが始まっている。

特に彼の心を動かしているのはFCバルセロナであり、ラ・マシアでのトレーニングをするだけでなく、アサン・セチンカジャはフレンキー・デ・ヨングとマーツィン・ブレイスウェイトのクライアントでもある関係性から将来的な移籍先として近いのはバルセロナだろう。ただ、彼はすべてを代理人に任せており、自身はAチームでの活動に専念することを現時点では語っている。

プレースタイル        

同世代の選手と比べて早熟な完成度を誇っており、ゴールまでのイメージが明確に描けているようなアタッカーだ。5~6mの初速が非常に速く、得意の左足でシュートまでのタイミングを取りながらしっかりフィニッシュまで持ち込むことを得意とする。ウィンガーとストライカーの両方の面を持ち、身長は推定170cm前半という父が174cmの選手であったことから恵まれていないが、低い重心の安定したプレーでしっかりと大人の選手を相手にも渡り合っている。