名前 | パブロ・パエス(Pablo Páez) |
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生年月日 | 2004年8月5日 |
国籍/出身 | スペイン(ロス・パラシオス) |
身長 | 172cm |
ポジション | AMF/CMF |
所属 | FCバルセロナ |
※ガヴィとも表記されるだろう
伝統的スタイルを継承する次世代のマエストロ
プレー動画
経歴
■2004-2015年(幼年期~ベティス)
ガビ(Gavi)の愛称で親しまれる彼は、スペイン・アンダルシア州セビリア県のロス・パラシオス・イ・ビジャフランカにて生まれた少年だ。地元のリアラ・バロンピエにてキャリアを始めた後、既にボールを扱う能力が他の子供より長けていたことから短い期間でレアル・ベティスとの契約を交わしたという。ベティスではベンハミンA(U10)において驚異の96得点を記録したことから、レアル・マドリードとFCバルセロナ、ビジャレアルCFやアトレティコ・マドリードといった強豪クラブからの関心を集める存在となっていた。
■2016-2020年(FCバルセロナ)
2015年に本人の希望によってFCバルセロナとの契約を締結したもの、当時のバルセロナはFIFAからの補強禁止処分が発令されていたため、2016年1月まではプレーすることができなかった。2016年1月4日に補強禁止処分が解けると、バルセロナが総勢76名の選手登録を行ったうちの1人として正式加入し、アレビンA(U12)に登録。念願のバルセロナでのデビュー戦となったRCDエスパニョール戦では得点を奪うも、相手ゴールキーパーとの接触によって鼻を骨折したことで1ヶ月の離脱を余儀なくされたという。
彼の名前がさらに広まることになったのはラ・リーガ・プロミセスであり、2016年12月にインファンティルB(U13)のメンバーとして同大会に参戦。因縁のライバルであるレアル・マドリードとの準決勝では2得点でチームを勝利に導き、続く決勝戦のアトレティコ・マドリードを相手にも6-1の大差で破り優勝に貢献したことで注目を集めている。インファンティルBでは2017年6月にバッセフェルデ・カップのMVPを獲得したのを最後に、インファンティルA(U14)に昇格、2018年のメディテレーニアン・インターナショナル・カップ(通称MIC)にも出場した。
2018/2019シーズンからはカデテB(U15)に昇格し、カデテBでは20試合・17得点を記録したことからシーズン途中にはカデテA(U16)の試合にも出場している。2019/2020シーズンはカデテAとして19試合・9得点を記録中だ。
代表歴
2018年12月からフレン・ゲレーロが率いるスペインU15に選出されており、現在は同じくフレン・ゲレーロの指揮下にあるスペインU16でプレー中だ。
移籍の噂
15歳であるため、プロ契約が可能となる2020年8月5日までは動きもないだろう。移籍の可能性も限りなく低いため、フベニル~バルセロナBでのプレーが当面の目標となる見込みだ。
プレースタイル
幼い頃からNo.10の役割を担っていた彼は、技術的な品質の高さと創造性に富んだプレーから天性の才を持った選手として評されている。持ち前の得点力でウィンガーやセカンドストライカーの位置でもプレーできる器用さを持つが、現在はよりビルドアップに関与しておりボランチ(No.8)の位置までにプレー範囲を広げているという。ピッチ上のあらゆるゾーンにて違いを作り出す能力、素早い判断力は今後の将来に大きな選択肢を与えた。ラ・マシアの伝統的スタイルからリキ・プッチとの比較は当然のようにあり、オールラウンダーなスタイルになっていることも一つの要因だろう。将来的な中盤のマエストロになることは約束された存在だ。