名前 | ジャック・クラーク(Jack Clarke) |
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生年月日 | 2000年11月23日 |
国籍/出身 | イングランド(ヨーク) |
身長 | 181cm |
ポジション | WG |
所属 | トッテナム → QPR(on loan) |
リーズ・ユナイテッドがデビューを遅らせるほどの秘蔵っ子
プレー動画
経歴
■ 2000-2017年(幼年期~リーズ・ユナイテッドU18)
イングランド北部の都市 “ヨーク” に生まれた彼は、古豪であるリーズ・ユナイテッドの由緒あるアカデミーシステムの産物だ。2017年10月、最高の逸材としてユースでも一目を置かれていた彼は、当時のリーズを率いていたトーマス・クリスチャンセンによってカラバオカップのレスター戦に招集する予定だったという。しかし、デビューには至らず、トップデビューの夢は持ち越されていた。この背景には後のインタビューにて「クラブは彼が出場してゴールを決めることを恐れていた」と、当時16歳の彼がプロ契約を締結していなかったことで他のクラブからの関心を集めたくなかったことが明らかとなり、リーズの彼に対する期待度は当時から大きなものであった。そのような逸話があった彼は17歳の誕生日を迎えた同年11月に、ようやくリーズ・ユナイテッドとの最初のプロ契約を締結し、トップチームに出場する環境が整うこととなる。2018年2月からはクリスチャンセンの後任となる、ポール・ヘッキンボトムが就任しているが彼の評価は揺らぐことはなく、2018年1月7日のFAカップ ニューポート・カウンティ戦で初のベンチ入りを果たしている。17-18シーズンのトップチームにおける出場はなかったが、18-19シーズンに向けたポストシーズンのミャンマーキャンプに帯同するなど、戦力としては数えられている。しかし、そのミャンマーキャンプでミャンマー選抜に敗戦を喫するなど、昨年からの低迷にしびれを切らした上層部はヘッキンボトムを解任し、新たに奇人 “マルセロ・ビエルサ” を招聘したことを発表している。
■ 2018-2019年(リーズ・ユナイテッド)
ビエルサの就任後、開幕から招集外が続いていた彼だが、 2018年10月6日のチャンピオンシップ第12節 ブレントフォード戦で後半25分からスチュアート・ダラスに代わってデビューを飾ると状況は一変。第19節以降は途中出場ながら連続出場をしており、第23節のアストン・ヴィラ戦ではプロ初ゴールも記録した。ここまで途中出場のみとなっていた彼だが、第27節のダービー・カウンティ戦で初の先発出場を果たすと、同試合では果敢なプレーで1アシストを記録し、ビエルサからも称賛のコメントを受けている。シーズン後半戦からはさらなる進化を遂げることになるだろう。
代表歴
なし
移籍の噂
以前からマンチェスター・シティは彼の動向を追っており、獲得に非常に興味を持っていると常々報じられている。ただ、リーズ・ユナイテッドが現在チャンピオンシップ(2部リーグ)の首位をひた走っており、プレミアリーグへの昇格も射程圏内に位置づけていることから残留の線が濃厚だろう。そんなリーズとの契約は2021年6月末までとなっている。
プレースタイル
洗練された右足を持ち、ウィンガーとして相手を翻弄することを得意とする選手だ。18歳ながらマルセロ・ビエルサが望んでいるプレーを体現していることも然り、常に落ち着きを感じデュエルを仕掛けるタイミングは既に一級品だろう。両方のウィングとしてのプレーが可能であり、巧みなドリブルからのクロス精度も高いだけでなく、自身でもゴールを奪えるなどポテンシャルは未知数だ。