名前 | イバン・オブリャコフ(Ivan Oblyakov) |
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生年月日 | 1998年7月5日 |
国籍/出身 | ロシア(ヴィンジン・オストロフ) |
身長 | 175cm |
ポジション | AMF/CMF/SMF |
所属 | CSKAモスクワ |
※イワン・オブリャコフとも表記される
小さな村のヒーローからロシアのヒーローに代わりつつある逸材
プレー動画
経歴
■ 1998-2016年(幼年期~ゼニト・サンクトペテルブルク)
ロシアのレニングラード州にあるヴィンジン・オストロフに生まれた彼は、父が結成した地元のアマチュアクラブ”Fortuna”でサッカーを始めている。故郷のヴィンジン・オストロフは人口が1,200人にも満たない小さな村であるため、誰もが彼の名前を知っており今では地元を代表するヒーローだ。10歳を迎える頃には、ゼニト・サンクトペテルブルクの見学に訪れ、2009年に正式にゼニトのアカデミースクールへと加入した彼だが、最初の6ヶ月間は片道3時間を週に6回繰り返すなど家族全体にとっても非常に負担がかかる生活だったと回想している。そんな生活もあり、彼をサッカーに専念させるための環境を構築するよう家族でサンクトペテルブルクに引っ越すと、ゼニトでは2016年までの長い期間を過ごし選手としての基礎を築いた。2016年にはロシアで毎年行なわれているグラナトキン・メモリアル(U-18の大会)に出場したことで注目を浴びると、CSKAモスクワとロコモティフ・モスクワの両チームからのオファーを受けたが、ゼニトからの昇格オファーを待っていたため移籍は実現しなかった。しかし、ゼニトⅡ(ゼニトのセカンドチーム)には帯同したものの、結果的にプロ契約のオファーがなかったため、2016年6月28日にFCウファと契約を交わしている。
■ 2016-2018年(FCウファ)
2016年6月にFCウファの監督に新たに就任したヴィクトル・ゴンチャレンコの信頼を得た彼は、2016年7月31日のロシア・プレミアリーグ開幕節 “FCウラル戦” で後半32分からの途中出場でプロデビューを飾った。2016年12月にゴンチャレンコがCSKAモスクワに引き抜かれため、シーズン途中からはセルゲイ・セマクに指揮官が代わったものの、出場機会は多く、第22節のスパルタク・モスクワ戦ではプロ初ゴールも記録している。
■ 2018-2019年(CSKAモスクワ)
18-19シーズンの開幕から5節までをFCウファでプレーしていた彼だが、移籍期限最終日となる2018年8月31日に、CSKAモスクワに400万ユーロで加入すると、ヴィクトル・ゴンチャレンコと再会を果たしている。既にゴンチャレンコからは信頼を寄せる存在であるため、即戦力としてチームに溶け込むと、UEFAチャンピオンズリーグではグループステージ全試合に出場し、3連覇中のレアル・マドリーを相手には2連勝を収めた。
代表歴
2016年からロシアU18に招集を受けており、 同年9月にはロシアU19の背番号『10』を着用し、U-19欧州選手権予選に臨んでいる。2017年からはロシアU21に選出され、ここまで高い得点力とアシスト力を見せつけチームの中心選手として躍動するなどフル代表入りも近い状況だ。
移籍の噂
2018年夏に加入したばかりのCSKAモスクワとの契約期間は2023年6月末までとなっており、当分はロシア国内でプレーをする見込みだ。
プレースタイル
中盤からサイド寄りの位置まで自由自在にプレーすることのできるユーティリティ性が魅力的な彼は、全体的な引き出しの数が多い選手と言えるだろう。センスに富んだパスや、細かいボールタッチからのドリブル、プレースキッカーとしての才など彼のポテンシャルは尽きることを知らない。