名前 | イスラエル・サラザール(Israel Salazar) |
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生年月日 | 2003年5月10日 |
国籍/出身 | スペイン(バダホス) |
身長 | 177cm |
ポジション | CF |
所属 | レアル・マドリード |
※イスラ・サラザール、イスラエル・サラザル、サラとも表記される
圧倒的な得点力でエースに君臨するバダホスの宝石
プレー動画
経歴
■2003-2020年(幼年期~レアル・マドリード)
彼はスペイン・エストレマドゥーラ州に属するポルトガル国境近くのバダホスにて生まれ育っており、5歳となる頃には地元のCPグアダルーペにてキャリアを始めていた。その後も同じくバダホスのクラブであるCDサン・ロケ(バダホス)とCPフレチャ・ネグレに在籍しながら12歳までの時間を過ごしている。既に地元では名の知れた存在であった彼の転機となったのは、ACミランがエストレマドゥーラ州のビジャフランカ・デ・ロス・バロスで実施したジュニア世代のサマーキャンプであり、当時7人制でのサッカーが未経験だったことにもかかわらず、広くなったピッチ上で疲れることなく攻守の両方でチームに貢献したことで多くのクラブからの関心を集めることになったという。
これらの出来事からレアル・マドリードは早急に彼の獲得に動いており、既にマラガCFの加入が直前に迫っていながらも最終的な署名に待ったをかけ、2015年5月に半ば強引ながらレアル・マドリードが正式契約にこぎついている。それまでにはマラガCFの他、セビージャFCも契約を交わしたがっていたことを母親であるヴァネサ・ピリスは明らかにするなど数多の争奪戦を制したのがレアル・マドリードであった。
親元を離れレアル・マドリードのインファンティルB(U13)に加入した彼は、クラブが提供する学業との両立を図りながら、毎週末には親がクラブから提供される旅費で訪問するなど恵まれた環境にて過ごしていた。そんな彼はそう時間が経たないうちにラ・ファブリカでも有数の逸材として数えられると、2018/2019シーズンまでには以下の素晴らしい成績を残し、2019/2020シーズンからのフベニールC(U17)の昇格を掴み取っている。
2015/2016 | インファンティルB(U13) | 20試合・15得点 |
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2016/2017 | インファンティルA(U14) | 25試合・42得点 |
2017/2018 | カデテB(U15) | 29試合・39得点 |
2018/2019 | カデテA(U16) | 26試合・30得点 |
フベニールC(U17)でも勢いはとどまるところを知らず、3試合でのハットトリックを含めた18試合・28得点の記録でチームのリーグ優勝と個人としても得点王のタイトルを手にしている。レアル・マドリードに加入してからの5シーズンで118試合・154得点と圧倒的なスタッツを残していることからもラウール・ゴンサレスが率いるレアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)への飛び級昇格にも期待が集まっている状況だ。既にカスティージャでのトレーニングにも複数回参加しているという。
代表歴
2017年9月に初めてスペインU15のトレーニングキャンプに参加したことから世代別代表でのキャリアを歩んでおり、2019年9月にはスペインU17に選出されながらU-17ワールドカップに向けた5試合の親善試合に出場していた。同年代のアンス・ファティと共にU17ワールドカップの登録メンバー入りも現実味を帯びていたが、結果的には2002年世代のみで構成された最終的な登録メンバーからは外れている。
移籍の噂
当然のように同年代の中では最も多くのアプローチが寄せられており、実際に2019年7月にはイングランドのリヴァプールが彼の獲得に興味を示していると報じられている。レアル・マドリードは現時点で放出に応じる理由も見られないため、残留が濃厚だろう。現状の契約形態は明らかにはなっていないが、17歳の誕生日を迎えたばかりであるため進捗が見られるのではないか。
プレースタイル
紛うことなき生粋のストライカーであり、多岐にわたるゴールバリエーションで得点を量産し続けるゴールマシンだ。両足を遜色ない精度で扱い(本来は右利き)、限られたスペースでも得意のボールタッチで打開することや、177cmの大柄とは呼べない体格ながらも高い身体能力で空中戦でも引けを取らずに戦うことができるという。そんな彼のアイドルはクリスティアーノ・ロナウドであり、このまま順調に成長するならば彼と同じくクラブの伝説になれるかも知れない。