名前 | イブラヒマ・バンバ(Ibrahima Bamba) |
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生年月日 | 2002年4月22日 |
国籍/出身 | イタリア/コートジボワール(ヴェルチェッリ) |
身長 | 184cm |
ポジション | DMF/CB |
所属 | ヴィトーリア・ギマランイス |
ポルトガルで才能に磨きをかけるスター候補生
プレー動画
経歴
■2002-2020年(幼年期~プロ・ヴェルチェッリ)
アイボリアン(コートジボワール人)の両親を持つ血筋はコートジボワールにある彼だが、生まれ育ったのはイタリア共和国ピエモンテ州のヴェルチェッリとなっている。2015年に地元のヴェルチェッリを代表するクラブである『FCプロ・ヴェルチェッリ』のユースに加入しており、当時14歳ながらU16カテゴリに登録された。プロ・ヴェルチェッリで18歳の誕生日を迎えると、ヴィトーリア・ギマランイス(ヴィトーリアSC)のSDを務めていたカルロス・フレイタス氏に紹介されており、そこからポルトガルに渡って正式契約を交わすこととなった。
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■2020-2022年(ヴィトーリア・ギマランイス)
移籍後はU23チームとBチーム(リザーブ)に組み込まれながらプレーしていたが、1年半後にはトップチームに帯同するようになり、2022年2月のベンフィカSL戦にてデビューを達成するなど、そのままシーズン終盤まで出場機会を得ながら7試合(295分)に出場している。
2022/23シーズンに入ると、新指揮官にリザーブチームを率いていたモレノが就任すると、自身の教え子たちである若手選手の起用が多くなり、そのなかで彼も一定の地位を築くようになっていた。リーグ戦ではここまでの9試合の全試合に出場しているほか、センターバックの新境地を開拓するなど注目を集めているところだ。
代表歴
コートジボワール代表を選ぶことも可能だが、現時点では生まれ故郷のイタリア代表を好んでいる様子となっている。世代別代表でのプレー歴はないものの、2022年5月にはロベルト・マンチーニが若手53人を招待して行なった3日間の代表キャンプに招集(ロレンツォ・ルッカの代役)されるなど、才能はイタリアサッカー協会に認知されているだろう。
移籍の噂
2022年10月にヴィトーリアとの契約を2026年6月末まで更新している彼だが、契約延長直後からアタランタ(イタリア)、PSG(フランス)が関心を持っていることが報じられている。新たな契約ではリリース条項として3000万ユーロが設定されているが、ビッグクラブがこの金額に応じるのかは要注目だ。
プレースタイル
本来は守備的ミッドフィールダーを定位置としながらも、現在はモレノによってセンターバック(3バックの真ん中)にまでプレー範囲を広げている。これを可能にしているのが素早い状況判断能力と危機察知能力、危険な芽を身を挺して潰しにかかる積極性、複数人を相手にも奪われないボールコントロール力によるものであり、冷静に物事を処理できる安定性は大きな強みだろう。
身長は184cmとセンターバックとしては物足りなさが残り、身体能力が高いとはいえ空中戦での強さは一般的だ。地上戦に強みを持っているため、本来のミッドフィールダーとして成長することが予想されるが、想像の域を超えられるポテンシャルはあるため簡単な物差しで計れない。