名前 | イブラヒム・ダンラッド(Ibrahim Danlad) |
---|---|
生年月日 | 2002年12月2日 |
国籍/出身 | ガーナ(アクラ) |
身長 | 18?cm |
ポジション | GK |
所属 | ベレクム・チェルシー(on loan) |
常に第一線を走り続けるガーナの新たな守護神
プレー動画
経歴
■2002-2020年(幼年期~ベレクム・チェルシー)
ガーナの首都であるアクラに生まれたとされているが、アクラから350km以上の距離があるスンヤニのハンブルガーFCの下部組織に所属していた経歴を持っている。2016年にガーナで最多優勝を誇るアサンテ・コトコに加入すると、2018年1月にはわずか15歳でテチマン・イレブン・ワンダーズFC戦にてトップデビューを果たしたことで注目を集めるようになった。その後もトップチームの招集メンバーに名を連ねていたが、ガーナサッカー協会の前会長であるクウェシ・ニャンタキーが賄賂を受け取ったことが暴露されたことで国内リーグが中断せざるを得なく、クラブでの活動が難しくなっている。
2019年12月、約1年半に及ぶ中断期間を経たガーナ・プレミアリーグ(ガーナ1部)の再開が決まると、彼はアサンテ・コトコからの期限付き移籍にてベレクム・チェルシーに加入。開幕節となるハーツ・オブ・オーク戦でデビューを飾ると、開幕から5試合連続でクリーンシートに抑える活躍を見せたことで瞬く間に国内屈指のゴールキーパーとして数えられるようになっていた。コロナウイルス感染症の影響により、再びリーグ戦が中断に追い込まれるも第15節までに1試合を除いた14試合に出場、8試合でのクリーンシートと11失点のみに抑えたことは高く評価されている。
代表歴
2017年5月のU17アフリカ・ネーションズカップでは14歳ながらガーナU17の守護神に君臨しており、決勝戦の相手であるマリに許した1点のみが同大会における彼の唯一の失点であった。続く2017年10月のU17ワールドカップ2017でもゴールマウスを守り、再びマリに準々決勝で敗れるも5試合でわずか3失点に抑えている。現在はガーナU20~U23にも招集を受けており将来的にはガーナA代表のゴールマウスを守ることだろう。
移籍の噂
アサンテ・コトコからの期限付きということもあり、ベレクム・チェルシーへの完全移籍よりも復帰が現実的だろう。海外志向については不明だが、2020年夏に向けたヨーロッパからの動きも考えられるため、より今後の動向に注目が集まる。2020年4月には、当時のU17ワールドカップにおいて彼が14歳という年齢に見えないということでSNSを中心に同胞であるガーナ人からからかわれたことを失望しており、もしかすると国内から離れたいような意思を持っているのかもしれない。
プレースタイル
一部では179cmの身長だと表記されているも、チームメイトと並んだ写真などから判断するに180cm後半の身長を有していると思われる。死角からのシュートにも直前で反応することのできる反射神経や、高い身体能力を活かした派手なセービングなどガーナ国内で最も有望な若手ゴールキーパーとしての評価に恥じないポテンシャルを持った逸材だ。