名前 | ジャンルカ・ブシオ(Gianluca Busio) |
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生年月日 | 2002年5月28日 |
国籍/出身 | アメリカ(グリーンズボロ) |
身長 | 170cm |
ポジション | CMF |
所属 | カンザスシティ |
MLSで赤丸急上昇中のグリーンズボロの超新星
プレー動画
経歴
■ 2002-2018年(幼年期~カンザスシティ)
アメリカ合衆国ノースカロライナ州の中北部に位置する都市、グリーンズボロにて生まれた彼は、イタリアはブレシア生まれの父親によるイタリア人の家系で育っていたことからイタリアの市民権も保有している(母はアフリカ系アメリカン)。現在のカンザスシティへの加入前にはノースカロライナ・フュージョンという米国のエリートプログラムにあたるクラブに在籍していた。その後、14歳となる2016年よりスポルティング・カンザスシティに移籍した彼は、わずか1年後の15歳で「ホームグロウン契約」制度が施行され、MLS(アメリカ1部リーグ)史上 フレディ・アドゥに次ぐ 歴代2番目の若さでのプロ契約を締結したことで大きな話題を生んでいる。カンザスシティではホストファミリーと過ごしながら地元の高校に通っており、プロ契約を締結後の1年後はトップチームでデビューすることはなく、学業との両立を目指しながらU-17相当のチームでプレー。
2018年シーズンからは、カンザスシティの提携クラブであるスウォープパーク・レンジャーズ(USLC:アメリカ2部リーグ)に期限付きでプレーする傍ら、2種登録によって時にはカンザスシティのトップチームにも帯同する生活を送っていた。スウォープパーク・レンジャーズでは2018年4月5日の開幕節となるスウィッチバックスFC戦で、同試合の決勝ゴールをいきなりアシストするという滑り出しから、チームに定着。ここでの活躍が評価され2018年7月29日のMLS(アメリカ1部)第22節のFCダラス戦で念願のカンザスシティでのトップデビューを飾っている。第34節のバンクーバー・ホワイトキャップスを相手には後半ロスタイムにチームの勝利を決定づけるプロ初ゴールを記録するなど、MLSでは8試合、USLCでは10試合に出場を果たした。
■ 2019年(カンザスシティ)
2019年シーズン、第2節のフィラデルフィア・ユニオン戦でシーズン初アシストを記録すると、第5節のモントリオール・インパクト戦からMLS史上最年少での連続得点記録となる3試合連続得点(2019年4月20日 現在も継続中)を奪っており、本格的なブレイクに香りを漂わせている。5月で17歳の誕生日を迎える彼だが、若くしてセンセーショナルな活躍を見せているため、欧州からの注目も集めるだろう。
代表歴
2017年からアメリカU17でプレーをしている。
移籍の噂
現段階での移籍の噂は報じられていないが、プロ契約を締結する前にはイングランド方面からの関心があったと伝えられている。また、イタリアの市民権を保有していることからイタリアのクラブは喉から手が出るほど欲しいはずだ。そんな彼とカンザスシティとの契約は2020年12月末までとなり、オプションで2021年または2022年までに延長できる要項も組み込まれている。
プレースタイル
カンザスシティのトップ監督であるピーター・バーミーズ氏は彼を『私たちのプレースタイルに合っており、ゲームでは素晴らしいビジョンと、いくつかの異なるポジションから得点を決めることのできる選手」と称している。その言葉通り、型にはまることない才能を示しており、今後の成長が大いに期待することができるはずだ。