ガブリエレ・エル・ヒラリ

選手紹介
名前ガブリエレ・エル・ヒラリ(Gabriele El Hilali)
生年月日2003年6月8日
国籍/出身イタリアミラノ)
身長178cm
ポジションAMF/WG
所属ACミラン

純粋な才能でプリマヴェーラに輝くクラシカルなNo.10

プレー動画          

経歴             

■2003-2015年(幼年期~ノヴァーラ)

イタリア北部の主要都市であるミラノに生まれた彼は、モロッコ人の父とイタリア人の母というルーツを持っている少年だ。兄のマッティア・エル・ヒラリ(1998年生)は直近までA.S.グッビオ1910(イタリア3部)でプレーしており、そんな兄の背中を追うようにしてサッカーを始めていた。初期キャリアは地元ミラノを本拠地とするASDアルチョーネとインテルナツィオナーレ・ミラノのアカデミーにて過ごしていたが、兄と共に隣県ノヴァーラのクラブであるノヴァーラ・カルチョに入団している。

■2015-2021年(ACミラン)

2015年、ノヴァーラの下部組織にて主将を担っていたマッティア(兄)がACミランの目に留まり、同世代のハキム・マストゥールの存在もありながらACミランに移籍すると、弟である彼も一緒にACミランに移籍することが決定。当時13歳だった彼はマッティアが開いた道を順調に歩み続け、当の兄は2019年冬でACミランに別れを告げるも、彼は2019/20シーズンよりACミランのU17カテゴリに昇格している。U17カテゴリでの彼の活躍は圧倒的であり、カンピオナート・ナツィオナーレU17(イタリアU17リーグ)では累積警告と出場停止を覗いた16試合の出場で17得点を記録すると、新型コロナウイルス感染症の影響でリーグが中止になるまでは彼が得点ランキングの1位に君臨していた。

新たに迎えた2020/21シーズンはACミラン・プリマヴェーラ(U19)に昇格し、プリマヴェーラ1(イタリアU19リーグ1部)第12節のアスコーリ・プリマヴェーラ戦にて2得点を奪うなど、現在は飛び級ながら主力に定着中だ。既に17試合で5得点4アシストと結果を残しているためトップチームに昇格する未来も明るい状況となっている。

代表歴            

2019年4月にイタリアU16でのデビューを飾っている。父の祖国であるモロッコを代表することもできるため、彼を目にする機会が増えるとともに代表への選択に関心が集まるはずだ。

移籍の噂           

彼自身が望まない限りミランを退団することは考えられず、プロ契約も既定路線だろう。年齢的に来季もプリマヴェーラでプレーすることが予想されるが、セリエB(イタリア2部)へのレンタルといった選択にてシニアでの経験を積むことも重要な選択だと考えられる。

プレースタイル        

クラシカルなNo.10であり、セカンドストライカーやトップ下といったストライカーの後ろで自由にプレーすることで活きるような存在だ。優れた基本技術と突飛的なアイデアで攻撃に厚みを加えることを得意とし、ボックス外からでも低弾道の精確なシュートでゴールを奪うことも武器としている。彼をU17カテゴリで指導したステファノ・ベリンザーギは「純粋な才能」として評価しており、度々レッドカードといった警告を受けるような起伏の激しい感情を見直すことでさらなる高みに登れることを語っている。

タイトルとURLをコピーしました