ガブリ・ベイガ

選手紹介
名前ガブリ・ベイガ(Gabri Veiga)
生年月日2002年5月27日
国籍/出身スペインオ・ポリーニョ)
身長184cm
ポジションAMF
所属RCセルタ・デ・ビーゴ

セルタの次世代を牽引するポリーニョの宝石

プレー動画

経歴

■2002-2013年(幼年期~サンタ・マリーニャ)

スペイン王国・ガリシア州にある工業都市のオ・ポリーニョにガブリエル・ベイガ・ノバスこと《ガブリ・ベイガ》は誕生した。フットボールに目覚めたのは叔父の家にあったカボチャを蹴ったことがきっかけであり、4歳で近隣のクラブである『ロウロ・タメイガ』に入団したことでキャリアをスタートさせている。その後、育成に重きを置いている『UDサンタ・マリーニャ』に加入し、親しみやすさと同時にプロフェッショナルな姿勢を教えるクラブ環境にて初期のキャリアを形成した。

 

この投稿をInstagramで見る

 

UD Santa Mariña(@udstamarina)がシェアした投稿

彼をサンタ・マリーニャで指導していたアルトゥーロ・レイ氏は、5歳の彼が物静かな子どもであったがボールを扱う技術に長けていたことを振り返っており、当時はまだ背が低かったことからトップ下やインサイドハーフとして起用していたという。同氏は彼が両親と過ごす時間より、自分とトレーニングをしていた時間が多かったと感じるほど彼の練習に付き添っており、11歳までの5年間では多くのハードワークをこなしていた。そんな彼を当時の『セルタ・デ・ビーゴ』にてアカデミーの責任者を務めていたトニ・オテロが目をつけ、2013年夏にガリシア州を代表するクラブに引き抜いている。

■2013-2022年(セルタ)

セルタでの初年度となる2013/14シーズンにはアレビンA(U11)で7人制のリーグチャンピオンとして貢献すると、翌年からはインファンティルB(U13)への昇格と共に11人制のフットボールに移行。するとインファンティルBで27得点、インファンティルAでは35得点と得点力が増しながらチームにタイトルをもたらしていた。2016/17シーズンは鎖骨骨折の影響もあり出遅れていたが、昇格したカデーテB(U14)で23試合7得点を記録するだけでなく、シーズンの後半では既に首位を独走していたカデーテA(U15)に到達するなど期待度が高く将来を嘱望されていた。

その後も着実にシーズンごとでの昇格を繰り返しており、2019年3月には16歳でフベニルA(U19)でのデビューを達成。2019年夏にはハコボ・モンテスが率いるセルタB(リザーブ)のプレシーズンキャンプに招集されると、そこで一気に高く評価されたことから2019/20シーズンをリザーブにてプレーすることが決定した。実質的にはフベニルBからのリザーブへの昇格であり、フベニルAで多くの経験を積む前の異例な昇格事例であった。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Gabri Veiga(@gabriveiga)がシェアした投稿

リザーブチームでの経験を経た彼は、2020年9月に行われたラ・リーガ(スペイン1部)第2節のバレンシアCF戦にてオスカル・ガルシア政権でのトップデビューを達成し、シーズン序盤をトップチームにて出場機会を得ていた。しかし、チームの順位が低迷すると同時に指揮官の変更と結果が求められる堅実な采配では、彼に出場機会を与えることは難しくリザーブチームにて経験値を積んでいる。

翌2021/22シーズンもまた、リザーブチームおよびREFE(スペインサッカー連盟)によって新たに編成された完全プロ制の3部リーグ「プリメーラ・ディビシオンREFE」を主戦場としているが、ここで彼は再び成長を遂げる。ユースカテゴリで目立っていた得点力がシニアカテゴリで影を潜めていたなかで、彼は9得点(31試合)を記録するなどゴール前で決定的な仕事をする能力が戻ったのだ。こうした成績から2022/23シーズンをトップチームにて過ごしており、現時点で15試合3得点1アシストの活躍をみせるとしてブレイクを予感させている。

代表歴

2019年12月にスペインU18に選出されたことで世代別代表でのキャリアをスタートさせている。2022年11月にはルイス・デ・ラ・フエンテが率いるスペインU21でのデビューを飾るなど、若い才能が台頭しつつあるフル代表入りに向けて準備を続けているところだ。

移籍の噂

現時点では具体的な移籍の噂は報じられておらず、セルタ・デ・ビーゴとの契約も2026年6月末までと長期契約を残している。移籍についてはウーゴ・マジョのようなワンクラブマンとしての道もある一方、イアゴ・アスパスのように挑戦を選択する道もあるだろう。幼い頃のアイドルはリオネル・メッシであり、自身のSNSでもFCバルセロナはフォローしている。

プレースタイル

ディフェンス以外のポジションを問わないユーティリティ性を持っているが、現在はトップ下や右インサイドハーフ、ピボーテ(ボランチ)を主なプレーエリアとしている。15~16歳で身体的特徴が成熟を迎えると、184cmまで到達した身長からなる広いストライドを手にしたことで前へのダイナミズムのある推進力が持ち味となっている。ボールを扱う技術もスペイン人らしさのある優れたレベルにあり、2列目から積極果敢にゴールを狙う姿と秀でたシュートセンスも印象的だ。ユース時代からその完成度の高さには定評があり、謙虚な姿勢で貪欲に努力を続ける性格も評価されている。

タイトルとURLをコピーしました