名前 | フィリップ・クラステフ(Filip Krastev) |
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生年月日 | 2001年10月15日 |
国籍/出身 | ブルガリア(ソフィア) |
身長 | 178cm |
ポジション | AMF/CMF |
所属 | ロンメルSK |
シティへの扉が開かれたブルガリアの新たな至宝
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経歴
■2001-2020年(幼年期~スラビア・ソフィア)
ブルガリアの首都であるソフィアに生まれた彼は、サッカー好きの両親の下でボールに触れており、7歳の頃から名門クラブに数えられるスラビア・ソフィアの下部組織に加入している。スラビア・ソフィアでは7歳から16歳までの多くの期間をツヴェトスラフ・アルトゥノフの下で育てられており、サッカー以外の面でも彼の個性を形成した第2の父のような存在だったという。
既にユースでも特出した存在であった彼は、2018年5月に行われたパルヴァ・リーガ(ブルガリア1部)のロコモティフ・プロヴディフ戦にて16歳でのトップデビューを飾っており、翌年の2018/19シーズンではチームの秘密兵器としてUEFAヨーロッパリーグ予選にも出場するなどトップチームでは17試合(258分)に出場している。2019/20シーズンは出場試合数こそ減っているが、いくつかの試合でスターティングメンバーに名を連ねるなど7試合で396分の出場機会を得た。
■2020年(ロンメルSK)
2020年6月26日、スラビア・ソフィアから初の海外挑戦の場としてベルギーのロンメルSK(2部)に移籍することが発表。移籍金は230万ユーロとなっており、2020年12月末までは引き続きスラビア・ソフィアに期限付き移籍にて残ることもあわせて決定している。2021年1月からはベルギーに渡ることが決まっているためシーズン前半は準備の年となるだろう。
代表歴
17歳の誕生日から1ヶ月後にはブルガリアU19としてU19欧州選手権を戦っており、モンテネグロとトルコを相手に得点を記録するなど中心的なポジションを確立している。2020年8月にはUEFAネーションズカップに向けたブルガリアA代表に初選出されており、既に国内ではブルガリアを背負って立つ存在と期待されている。
移籍の噂
ロンメルSKはシティ・フットボール・グループの一つであるため、彼にとってはマンチェスター・シティへの扉が開かれた移籍となっている。彼自身はシーズン開幕から行くことを望んでいたベルギーでの挑戦だが、2021年からとなったことで焦らずに結果を残していくことが必要だろう。ロンメルSKとの契約期間は2025年6月末までとなっている。ちなみに国内ではCSKAソフィアとレフスキ・ソフィアからのオファーも受けていたという。
プレースタイル
彼自身は自分の強みとしてドリブル、テクニック、スピード、ボールコントロール、パス、敏捷性を挙げており、逆に改善すべき点としては物理的な強さだと分析している。トップ下とボランチを主戦場としており、ボランチの位置では長短を織り交ぜた展開力が光る司令塔として評価され、トップ下では果敢な仕掛けやラストパスで得点機会を演出するなどポテンシャルは底知れない。