名前 | ファウスティーノ・アンジョリン(Faustino Anjorin) |
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生年月日 | 2001年11月23日 |
国籍/出身 | イングランド(プール) |
身長 | 186cm |
ポジション | AMF |
所属 | チェルシー |
※ティーノ・アンジョリンと略されて表記されることもある
トップチームでの活躍が期待されるチェルシーの新たな魔術師
プレー動画
経歴
■ 2001-2019年(幼年期~チェルシー)
ナイジェリア人の父親とイギリス人の母親の下、イギリス南岸のカウンティ・ドーセットにあるプールに生まれた少年だ。彼の名前はかつてニューカッスルの在籍時にチャンピオンズリーグの舞台でバルセロナを相手にハットトリックを記録したことで知られる「ファウスティーノ・アスプリージャ」にちなんで名付けられており、3歳半となる頃には6歳を対象としたトレーニングセッションに参加していたと父は語っている。そんな才能を持った彼は、7歳でチェルシーのスカウトされると9歳で正式に加入するまで育成プログラムに招待を受けていたという。
2017/2018年シーズン、15歳でジョディー・モリスが率いるチェルシーU18に昇格した彼は、アストン・ヴィラU18との試合にでU18プレミアリーグでのデビューを飾っている。その後もリーグ戦では14試合5得点3アシストの好成績を収め、FAユースカップでは決勝戦となるアーセナルU18を相手に1得点1アシストを記録するなど、大会の全勝優勝に貢献しチェルシーのユースセクターでも高い評価を得る選手として数えられるようになった。
2018/2019年シーズンに入ると、U18プレミアリーグでは開幕から出場した6試合で5得点と傑出した存在であることを証明すると、そのままプレミアリーグ2に所属するチェルシーU23に帯同。U23でのデビュー戦となったEFLトロフィーのプリマス戦ではいきなり1得点2アシストを記録し、リーグデビューとなったブライトンU23でも初得点を記録するなど16歳ながら上のカテゴリでも活躍できることを証明した。また、2018年11月の17歳の誕生日にはチェルシーとのプロ契約を締結している。
2019/2020年シーズンも彼の勢いは留まることを知らず、チェルシーU23としては重要な存在感を示している。そして2019年9月25日のEFLカップ(カラバオカップ)3回戦のグリムズビー・タウンFC戦では後半22分からペドロに代わってトップデビューを飾り、着実にステップアップを遂げている。
代表歴
イングランドの世代別代表でプレーしており、2019年9月には17歳でイングランドU19でのデビューを飾っている。将来的にはスリーライオンズ(イングランド代表の愛称)の他、自身のルーツであるナイジェリア代表も選択できるなど彼の選択には注目が集まるはずだ。
移籍の噂
2018年11月に締結したプロ契約では、2021年6月末までの契約期間を残している。新たにチェルシーの監督に就任したフランク・ランパードは彼を手放すことには否定的な姿勢を見せていると報じられているため、直近での移籍は懐疑的な見方が妥当だろう。
プレースタイル
186cmの屈強な身体を持ったミッドフィールダーであり、技術的な面では過小評価をされるも自分の間合いでの推進力や、キープ力は評価すべきだろう。そして得点へと結びつけるような効果的なパスを非凡的な視野から提供するだけではなく、自身で得点を決めることのできるフィニッシャーとしての強みも持っている。事実、ジョディー・モリスは彼を「クラブで最高のフィニッシャー」であると称賛したほどだ。