ファクンド・トーレス

名前 ファクンド・トーレス(Facundo Torres)
生年月日 2000年4月13日
国籍/出身 ウルグアイモンテビデオ
身長 177cm
ポジション WG
所属 CAペニャロール

20歳でのトップデビューから一気に駆け上がった新鋭

プレー動画          

経歴             

■2000-2011年(幼年期~デフェンソール)

2000年4月、ウルグアイの首都モンテビデオにある総合病院「CUDAM」で生まれた彼だが、幼少期を過ごした町はモンテビデオではなく、近隣のラ・パスとなっている。4歳となった頃、従兄弟のホアキンがフベントゥド・リーベル・デ・ラ・パスでプレーしていたので、彼もそこに連れられてサッカーを始めるかと思われていたが簡単ではなかった。まだサッカーに魅力を感じなかった彼は、ピッチの真ん中で小さな山を作ったり、アリに気を取られたりと土遊びをしており、プレーすることを嫌がっていたという。そんな姿を見て「この子はサッカーを好きにならないだろうな」と両親は感じていたような始まりであった。

ところが次の所属先であるラ・パス・ワンダラーズでは、ピッチ上で迷子になりながらも最終的にはチームメイトとプレーするようになり、そこからサッカーに魅了される生活が始まっていた。あれだけ集中がなかった子どもはボールを蹴り始めてから1年しか経っていないにもかかわらず、5~6歳当時で素晴らしいドリブルと左足を持っていたと当時のコーチであるルイス・コスタ氏は語っている。その後、名門デフェンソール・スポルティングの下部組織に加入した。

その当時、彼の才能を嗅ぎつけたペニャロールは、スカウティング担当のファン・カルロス・ブライダ氏とネストル・ゴンサルベス氏の2名が試合に訪れており、彼がデフェンソールでプレーしていることを知らずに「ペニャロールに入らないか?」と尋ねたという。そんな驚きがありながらも、彼は元々ペニャロールの熱狂的なファンであったことから誘いを快諾し、デフェンソールではわずか1年未満の所属でペニャロールに移籍した。

■2011-2021年(CAペニャロール)

憧れのCAペニャロールに加入した彼は才能が本物であることを証明し続けており、U16カテゴリではアペルトゥーラ(前期)とクラウスーラ(後期)の優勝に貢献する活躍ぶりであった。2018年6月に初めてトップチームでのベンチ入りを果たしているが、翌2019年シーズンの出場機会はなく我慢の時期が訪れており、その時期を支えてくれたのがクラブのOBであるディエゴ・ロッシの母で心理学者のジゼルとなっている。モチベーションを下げないようなトレーニングで準備を怠っていなかった彼は、2020年8月のプリメーラ・ディビシオン・アペルトゥーラ(ウルグアイ1部前期)のボストン・リーベル戦にて念願のトップデビューを飾ると、出場から5分後に初ゴールを記録する活躍で存在価値を証明。

20歳でのデビューながら以降の前期・中期・後期のほとんどの試合に出場するだけでなく、国際大会のコパ・リベルタドーレスにも出場した(2020年だけでは23試合2得点4アシスト)。2021年に入ると背番号「10」を与えられるだけでなく、後期リーグでは全15試合で4得点2アシスト、コパ・スダメリカーナでも現在進行系でベスト8に進出するまでの全10試合に出場するなど要所で活躍し続ける選手へと成長している。

 
 
 
 
 
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代表歴            

2015年に行われたU15南米選手権ではウルグアイU15のトップスコアラー(5得点)として準優勝に貢献するなど、若い世代からウルグアイを牽引している。続くウルグアイU17では24試合14得点とU17カテゴリの史上最多得点者となっており、2018年5月には18歳になったばかりながらウルグアイU20でのデビューを飾っている。

その後はクラブでの冷遇もあったことで世代別代表から離れていたが、トップデビューから再び輝きを取り戻すと、2021年6月4日のワールドカップ南米予選、パラグアイ代表戦にてフル代表デビュー。2021年6月からのコパ・アメリカでも本大会メンバーに選出されており、準々決勝でコロンビアに敗れるまでの全5試合に途中出場するなど戦力としてみなされるようになっていた。

移籍の噂           

16歳の頃、イタリアのユヴェントスからオファーを受け取った過去があり、ダニエル・フォンセカは当時彼を裏口から連れて行くつもりだったという。しかし、彼はペニャロールに残ることを臨んでおり、父ホルヘもフォンセカが彼の正式な代理人ではないと判断したことから実現しなかった。それから時が経った現在、CAペニャロールとは2023年12月末までの契約を交わしている彼には、インテル(イタリア)やグレミオ(ブラジル)からの関心を集めている。

プレースタイル        

様々な攻撃的なポジションをこなせるスペシャリストであり、クラブでは左ウィングを定位置としながらも、ドブレ5(二人のNo.5がアンカーよりも前で一緒にプレーすることを指し、いわゆるクリエイティブな攻撃的ミッドフィールダーの意)やセカンドトップでも試されながら多くの可能性が議論されている。ドリブルセンスが特徴的であり、確かな技術力でボールを失うことも少ないため高いレベルに置かれても強みを発揮するだろう。また、ストライカーさながらの決定力・シュートセンスを持っており、際どいコースにパンチ力のあるシュートを撃てる強みは彼の価値を向上させてきた。