名前 | ディエゴ・ロッシ(Diego Rossi) |
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生年月日 | 1998年3月5日 |
国籍/出身 | ウルグアイ(ポシートス) |
身長 | 170cm |
ポジション | LWG |
所属 | ロサンゼルスFC |
MLSでの活躍が目覚ましいウルグアイの新たなキーマン
プレー動画
経歴
■ 1998-2015年(幼年期~CAペニャロール・ユース)
ウルグアイの首都モンテビデオのポシートスに生まれ、モンテビデオの近隣にあるリゾートタウン、ソリマルの “El Queso” と呼ばれる小さな学校で5歳よりサッカーを始めている。6歳でソリマル・ウルグアイ・スポーツ・センターに移り、Interbalnearian League of Youth Footballなどに出場。ソリマル・ウルグアイに在籍時に、CAペニャロールからの招待でブラジル・アレグレテで開催された大会で優勝に貢献すると、12歳の頃よりCAペニャロールとの正式な契約を交わすことになった。同時期にペニャロールの下部組織で一緒にプレーしていたフェデリコ・バルベルデとは非常に親しい友人であり、そんなバルベルデと共にユースセクターで圧巻の活躍を残す。
14歳で臨んだU14リーグでは27試合に出場し42得点を決め、2012年の得点王に輝くと、翌年のU15ではアペルトゥーラ・トーナメント、ウルグアイU15チャンピオンシップ、Fabian Lomineto Cupの3冠に貢献。2014年にはウルグアイU16トーナメントで得点王、ペニャロールもU16クラウスーラトーナメントも制覇するなど、名門クラブの名に恥じない活躍を残し続けていた。
2015年4月にはフェデリコ・バルベルデと共に、トップチームの練習に帯同するようになると、パブロ・ベンゴエチェアによって同年8月からの昇格を勝ち取っている。ただ、1年目はU17を中心に活動をしており、アペルトゥーラU17トーナメントの優勝、そしてU17リーグでは22得点で得点王に輝くと、U14~U17の異なるカテゴリにて4年連続の得点王となっている。
■ 2016-2018年(CAペニャロール)
2016年1月16日、バンデス・カップの決勝でセロ・ポルテーニョを相手に17歳317日でトップデビューを飾るも、彼を昇格に導いたベンゴエチェアが解任され、ホルヘ・ダ・シルバが後任に継いたことによりリザーブチームへの降格を言い渡されている。しかし、彼を再びトップチームに昇格させると、2016年4月25日のリーグデビュー戦となったプリメーラ・ディビシオン・クラウスーラ(ウルグアイ1部後期)第9節 CAレンティスタス戦にてリーグデビュー戦ながら初ゴールを記録し、指揮官からの評価を覆している。2016-17シーズン、指揮官がレオナルド・ラモスに交代するもチームに欠かせない存在として主力に定着し、シーズン全体を通して42試合に出場、11得点11アシストの好成績を収めた。
■ 2018-2019年(ロサンゼルスFC)
2017年12月14日、2018年シーズンよりMLS(アメリカ1部)に新規参入が決まったロサンゼルスFCに移籍することが発表。ヨーロッパへの移籍が噂される中でサプライズな決断であった。2018年3月4日の開幕戦でMLSデビューおよび移籍後初ゴールを決め、順調な滑り出しを見せると、その後も安定したパフォーマンスで37試合に出場し、17得点8アシストの驚異的な記録を残し新規参入のチームを牽引している。2019年シーズンも4月までのスケジュールを終えた時点で10試合6得点2アシストを記録(第6節 DCユナイテッド戦でのハットトリックを含む)、今後の市場価値がさらに高まることが予想される。
代表歴
父親はイタリアの血を引き、母親もアルメニア人の系統であるが、世代別代表としてはウルグアイを選択している。ウルグアイU17として臨んだ2015年U-17南米選手権では3得点を記録。2017年のU-20南米選手権では出場機会が限られるも、同大会での優勝を経験した。2019年2月にはアメリカ合衆国のグリーンカード(永住権)を得ているため、MLSでは国内プレーヤーとしての扱いを受けている。
移籍の噂
ロサンゼルスFCとの具体的な契約期間は明らかにされていないが、当時の移籍金である250万ユーロよりも高い市場価値となっている。具体的なヨーロッパのクラブ名は報じられていないが、親友のフェデリコ・バルベルデがいるスペインへの移籍が妥当だろう。ヨーロッパへの憧れはユース時代に口にするも、当面は新規参入を果たしたロサンゼルスFCのビジョンを全うすることに専念するよう彼の気持ちは固いのかも知れない。
プレースタイル
ウィンガーが本職であるにもかかわらず、ストライカー顔負けの得点力が持ち味のモダンなウィンガーだ。 技術的な上手さ、高い戦術眼なども評価され、多くの要素を持った選手としてヨーロッパでも難なく適応できる実力の持ち主であり、MLSからのステップアップを待望する声も大きい。スペシャルな選手と言えるだろう。