名前 | エヴァン・ヌディッカ(Evan N’Dicka) |
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生年月日 | 1999年8月20日 |
国籍/出身 | フランス(パリ) |
身長 | 192cm |
ポジション | CB |
所属 | アイントラハト・フランクフルト |
※エヴァン・ヌディカ、エヴァン・エンディカ、エヴァン・エンディッカとも表記
ドイツに渡りレギュラーの座を奪取したフランスの才器
プレー動画
経歴
1999-2017年(幼年期~AJオセール)
カメルーン人の両親の下、フランスの首都パリで生まれた彼は、兄弟と共に5歳からサッカーをし始めていた。父と兄弟だけでのサッカーを経て、パリの”Antillaais Paris 19Eme FC” と “FC Solitaires Paris-Est” のアマチュアクラブでプレーをした彼は、12歳となる2012年よりAJオセールのユースに加入し、故郷であるパリを離れている。2016年8月から16歳でAJオセールのリザーブチームにも出場するまでに成長しており、2017年1月27日のリーグ・ドゥ(フランス2部リーグ)第22節 クレルモン・フットとの試合でトップデビュー。その試合を無失点に抑えチームの勝利に貢献した。17-18シーズンもリザーブチームでのプレーが大半であったが、シーズン後半戦は積極的に起用をされ続け7試合連続でフル出場を飾っている。そんな彼に対して、2018年7月にドイツのアイントラハト・フランクフルトが約550万ユーロの大金を投じて獲得に成功、無名に近しい存在であった若手選手に投じる金額として大きな話題を生んでいた。
2018-2019年(アイントラハト・フランクフルト)
100万ユーロ程度での獲得が妥当と思われていた彼に対し、メディアなどはその実力を疑問視していたがフタを開けるとそれは全く異なるものであった。フランクフルトの新監督に就任したアディ・ヒュッターからの信頼を勝ち取ると、18-19シーズン ブンデスリーガ開幕戦のSCフライブルクとの試合でデビュー、ここでも無失点に抑え実力が本物であることを証明した。現在もすべての試合にセンターバックの一角として出場をしており、チームの躍進に大きく貢献をしている。
代表歴
同世代の多くの優秀なセンターバックが存在しているフランスにおいて、2014年から世代別代表のキャリアを歩んでいる。出場機会が限られているものの、フランスU-16、U-17、U-18、U-19と招集をされた経歴を持ち、現在はフランスU-20でプレーをしている。
移籍の噂
2018年夏に加入したばかりのアイントラハト・フランクフルトとは2023年6月末までの長期契約を交わしており、充実したシーズンを送っていることからも移籍には慎重な姿勢を見せるだろう。しかし、フランスのフル代表ないしチャンピオンズリーグへの憧れを抱くのであれば迷いが生じるはずだ。
プレースタイル
フランクフルトでは3バックの真ん中、4バックでは左のセンターバックを務める左利きのセンターバックだ。 192cmの恵まれた体格を武器に、相手のオフェンスをシャットアウトし守備に大きな貢献をもたらす彼は、長谷部誠らベテラン勢から学ぶべきことは多いと語っている。クレバーな選手として時には3バックの一角を担う長谷部誠の存在は大きいだろう。ドイツ語に慣れ戦術理解度が高まればさらなる成長も時間の問題だ。