エニス・デスタン

選手紹介
名前エニス・デスタン(Enis Destan)
生年月日2002年6月15日
国籍/出身トルコイズミル)
身長185cm
ポジションCF
所属アルトゥノルドゥFK

2部リーグからフル代表に選出されたバイエルンを夢見るストライカー

プレー動画          

経歴             

■2002-2021年(幼年期~アルトゥノルドゥ)

美しい街並みがエーゲ海の真珠とも称されるトルコ第3の都市であるイズミルにて生まれた彼は、地元のアマチュアクラブであるフィクリ・アルタイ・スポル(Fikri Altay Spor)にてキャリアを始めている。11歳となった2013年より現在のアルトゥノルドゥFKに加入すると、ジェンギズ・ウンデルやチャグラル・ソユンクを輩出した育成の名門クラブにて彼も育っている。

今でこそ最前線でプレーしている彼だが、ユースセクターではストッパーとして紹介されていた選手であり、記録として残っているアルトゥノルドゥU19まではセンターバックとセンターフォワードの両極端のポジションにてプレーしている。それでも彼が評価されていたのは得点力であり、U19スュペル・リグ(トルコU19リーグ)ではフォワードとして出場した14試合で6得点を記録。2019年11月には初めてのプロ契約を締結し、2020年7月17日の1.LIG(トルコ2部)第34節のメネメン・スポル戦にてトップデビューを果たした。

2020/21シーズンよりアルトゥノルドゥのトップチームに正式昇格すると、シーズンの初出場となるアダナスポル戦で幸先の良い初ゴールを記録。しかし、エーゲ海地震で地元イズミルの被害や彼自身も新型コロナウイルスに感染するなど心身の披露期間があったが、復帰後はコンスタントに得点を量産しており、第19節から第24節の6試合では6試合連続得点を含む7得点にて圧倒的な存在感を見せつけている。2021年4月12日時点でリーグ戦では22試合10得点と同世代のアリ・アクマンと共に2部リーグを席巻中だ(※アリ・アクマンはアイントラハト・フランクフルトに移籍)。

代表歴            

これまでトルコの世代別代表には選出されていなかったが、2021年3月にトルコU21とフル代表の両方に同時選出されており、2021年3月26日のクロアチアU20戦(親善試合)にてトルコU21でのデビューを飾った4日後のワールドカップ予選ラトビア戦ではフル代表のベンチに控えていた。トルコ代表に8人の離脱者が出たことによる追加招集であったが、2部リーグから唯一選出されるなど期待値は相当なものとなっている。

移籍の噂           

アルトゥノルドゥとは2024年6月末までの契約を残しているが、既にガラタサライを始めとする国内クラブのほか、リーグアン(フランス1部)やブンデスリーガ(ドイツ1部)のクラブから興味を持たれていることが報じられている。2021年夏の市場で移籍することが確実視されており、100~300万ユーロ程度の安価で獲得することが可能だろう。そんな彼の夢はバイエルン・ミュンヘンでプレーすることだ。

プレースタイル        

センターバックとしてプレーしていた経験が活きているストライカーであり、高い身体能力でクロスを頭で合わせるのを得意としている。前線からのチェイシングにも定評があり、献身的なプレーはチームを助ける重要な要素だ。ペナルティキックも冷静に沈める肝の据わったメンタルでさらなるステップアップにも注目が集まっている。彼が目標としている選手はバイエルン・ミュンヘンのロベルト・レヴァンドフスキだ。

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