名前 | エデル・ミリトン(Éder Militão) |
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生年月日 | 1998年1月18日 |
国籍/出身 | ブラジル(セルタンジーニョ) |
身長 | 186cm |
ポジション | CB/SB |
所属 | FCポルト → レアル・マドリード |
ポルトガルにて欧州挑戦が始まったセレソン期待の新星
プレー動画
経歴
1998-2017年(幼年期~サンパウロ)
サンパウロ市から約325kmに位置するセルタンジーニョにて彼は生を受けている。父は1990年代にコリンチャンスでのプレー経験がある “バルド”であり、父が選手としてのキャリアを終えた後にセルタンジーニョのサッカースクールで働くことになったことからサッカーが常に身近にある存在であった。このような環境もあり程なくしてサッカーを始めると、父譲りのそのセンスを受け継いだ彼は、2012年より名門クラブであるサンパウロのユースへと移籍を果たしている。サンパウロのユースにおいて順調に成長をした彼は、2017年シーズンよりトップチームへの昇格。カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル1部リーグ)の開幕戦であるクルゼイロとの試合にてプロデビューを飾った彼は、その後試合においてもチームの貴重な戦力として度々出番を与えられた。第24節のECヴィトーリアとの試合では初ゴールを記録するなど、同シーズンのリーグ戦において22試合に出場し2得点とデビューイヤーながらまずまずの評価を得た。
2018-2019年(サンパウロ~FCポルト)
2年目のシーズンとなる2018年シーズンでは、右サイドバックを定位置としてプレーをしており、チームを牽引する存在へと成長をしている。そんな彼に対して欧州からの関心が報じられると、インテルやユヴェントス、ラツィオなどのイタリア勢が獲得に乗り出したが、2018年7月25日にポルトガルのFCポルトと合意したことが発表された。5年契約の移籍金400万ユーロとなっており、掘り出し物と言えるだろう。ポルトでは第4節のモレイレンセとの試合にてセンターバックとして欧州デビューをすると、1アシストを記録するなど良い出だしを切っている。今シーズンで更に評価を高めていくであろう存在だ。
代表歴
ブラジルU-17、U-20への招集歴がある彼は、2018年9月2日に負傷をしたファグネルの代わりとしてアメリカとエクサルバドルとの親善試合のメンバーに追加招集を受けている。セレソンでのデビューも寸前の存在であり今後の代表を担う存在としても期待だ。
移籍の噂
2018年夏に移籍をしたばかりであり、ポルトとの契約は2023年夏までとなっている。そのため移籍は考えづらいものの、昨今の市場動向に見られるような破格の移籍金での引き抜きも非現実的な話ではないはずだ。サンパウロも今後の移籍で発生する10%の金額を得る契約を盛り込んでいるため、互いにメリットになるのであれば応じるだろう。
追記:2019年3月14日、レアル・マドリードに2025年6月末までの6年契約で加入することが発表。レアル・マドリードへは2019年夏からの帯同となり、移籍金はバイアウト条項に設定されていた満額の5000万ユーロと言われている。
プレースタイル
守備的なポジションであれば何処ででも順応することが出来る彼は貴重な存在だ。総合的に高い能力を持っており、187cmという恵まれた体格を活かしたフィジカルコンタクトの強さには一定の評価を得ている。多くのブラジル人プレーヤーの登竜門になりつつあるポルトにおいて大きく成長することが予想される。