名前 | エブリマ・コリー(Ebrima Colley) |
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生年月日 | 2000年2月1日 |
国籍/出身 | ガンビア(セレクンダ) |
身長 | 182cm |
ポジション | LWG/CF/CMF/AMF |
所属 | アタランタBC |
※エブリマ・コレイなどとも表記される。
様々な要望に応えるアタランタの秘密兵器
プレー動画
経歴
■2000-2019年(幼年期~アタランタ)
ガンビア共和国の首都バンジュールから南西に位置する、同国最大の都市であるセレクンダに彼は生まれている。兄のアンス(ガンビアリーグでプレー経験あり)の影響もあり、リンディンにて5歳からサッカーを始めているが、6人家族で経済的にも裕福ではなかったことから、父親は彼に勉強することを進めていたという。しかし、母親は彼のサッカーに対する情熱を最も理解しながら支えており、次第に父親もサッカー選手としてのキャリアを応援するようになっていた。こうしてサッカーに情熱を捧げてきた彼は、同じくガンビア人のムサ・バロウを見出したルイジ・ソレンティーノの助言によって2018年2月よりアタランタBCに引き抜かれることとなっている。
アタランタでは、ムサ・バロウの支えもありながらベルガモの街やチームに馴染んでおり、最初はイタリア語を学ぶために戦術的な理解度やコミュニケーションの面から苦労を強いられていたが、彼がスターティングメンバーとして出場したウディネーゼとボローニャ戦の2試合で3得点と確かな才能を見せている(初年度は9試合3得点の成績)。2018/2019年シーズンは本格的にプリマヴェーラの主力として定着し、様々なポジションで起用されながらレギュラーシーズンを23試合8得点の成績で終え、続くファイナルステージでも準決勝のトリノ戦で2得点、決勝戦となったインテルを相手には決勝ゴールを記録し、チームを同大会で約20年ぶりとなる優勝に導いた。
2019/2020年シーズンのプレシーズンでは、アタランタのトップチームを率いるガスペリーニによって親善試合の3試合で起用されると、いずれも下位カテゴリのクラブを相手ではあるが3試合で5得点を決める活躍を残し、少しずつ評価を上げていた。19歳で迎えた3シーズン目となるプリマヴェーラでは、開幕から13試合で11得点と無敗を継続しながら同カテゴリでは敵なしであることを証明しており、2019年12月15日のセリエA第16節ボローニャ戦にて念願のトップデビューを飾るなど、今後の活躍が期待される存在だ。
代表歴
2019年3月にアフリカネーションズカップ予選のアルジェリア戦にてガンビアのフル代表デビューを飾っており、既にフル代表でも貴重な戦力としてチームを牽引中だ。
移籍の噂
アタランタとは2023年6月末までの長期契約を交わしているため、完全移籍での退団はまだ考えられないだろう。ただ、多くの逸材を有するアタランタでは熾烈なポジション争いがあるため、期限付き移籍は現実的な選択の一つだ(※ムサ・バロウもアンデルレヒトの期限付き移籍の可能性があり、彼にもリヴォルノからの関心があったという)
シーズン | 移籍先 | 移籍金 |
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2020-21 | エラス・ヴェローナ | on loan |
プレースタイル
一言では彼のプレースタイルを表すことはできず、多才な適応力で様々なポジションと役割をこなせる強みを持っている。本職は左ウィングであるが、ミッドフィールダーとしてチャンスメイクをすることができ、時にはセカンドストライカーを務めるなど、これらのユーティリティ性は彼の高いサッカーIQによって成り立っているとマッシコ・ブランビッラ(コーチ)は語った。182cmの物理的な強さ、アフリカ人特有の身体能力・スピード、ドリブル技術、高い決定力など多くの武器を持った彼は、いかなる場面でも起用に応える選手となるはずだ。そんな彼がモデルとして名前を挙げているのが元ブラジル代表のカカであり、Youtubeなどからプレー集を見ていたという。