チヘブ・ラビディ

選手紹介
名前チヘブ・ラビディ(Chiheb Labidi)
生年月日2001年6月1日
国籍/出身チュニジア
身長190cm
ポジションAMF/WG/CMF
所属クラブ・アフリカーン

大成するポテンシャルを秘めたチュニジアの貴公子

プレー動画

経歴

■2001-2021年(幼年期~クラブ・アフリカーン)

幼年期やユース時代の記述が見られないため不明点は多いが、チュニジア共和国の首都であるチュニスのクラブ・アフリカーンにてプロキャリアを始めている。2019年4月28日に開催されたチュニジア・リーグ1(チュニジア1部)でのデビューを飾っており、通常はクラブ・アフリカーンU23でプレーしながらも2019/20シーズンは5試合に出場していた。

2020/21シーズンに入ると出場機会を与えられており、第18節のUSベン・ゲルデン戦ではペナルティエリアの外から左足一閃でプロ初ゴールを奪い、同試合の決勝点となっていた。その後も強豪クラブであるESサヘルからも得点を奪うなど、第23節を終えた現時点(2021年4月15日)でリーグ戦では12試合2得点の成績を残している。

代表歴

2021年2月~3月にかけて開催されたアフリカU20ネイションズカップでは、チュニジアU20の主将として参戦。グループステージのナミビアU20戦ではマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に輝くと、3位突破ながら準々決勝でモロッコU20を破る快挙を見せ、準決勝のウガンダU20戦で敗れるもチュニジアでは唯一の大会ベストイレブンに選出されている。大会終了後にはアフリカネイションズカップ予選に臨むチュニジアA代表に初招集されるなど国内では知られた存在となっていた。

移籍の噂

クラブ・アフリカーンとの契約は2021年6月末までとなっていることから、アヤックス(オランダ)か具体名は明らかとなっていないがポルトガルのクラブにフリートランスファーでの移籍するのではと見られている。クラブ・アフリカーンとしては彼を説得して契約延長をしたい気持ちがあるも、給与とボーナスの未払いが発覚していたこともあり残留させるのは難しいだろう。彼を含めた8人の選手には2020年9月に給与が支払われることで合意に達しているが、クラブ経営の脆弱な部分から国外に活躍の場を求めるのは当然の選択ともいえる。

プレースタイル

トップ下を主戦場としながらもボランチやウィンガーといった様々なポジションをこなすことができることで知られている。190cmと恵まれたフィジカルを持っているが、特出すべきは体格を活かしたプレーではなくダブルタッチやシャペウといったテクニカルな部分が目立つエレガントな選手だ。利き足の左足でサイドへの展開やゴール前でチャンスメイクをしつつ、フリーであれば距離があっても積極的にシュートを撃っていくアグレッシブさも魅力のひとつだろう。

ただし、テクニックへの自信からか球離れが悪い印象を与えることも多く、奪われたら危険な場所からもドリブルで交わしにかかるため積極性が裏目に出ることもある。それでも190cmの身長とテクニックを上手く融合させた育成が進むのであればヨーロッパでも注目の存在になる可能性を秘めている。

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