チャーリー・パチーノ

選手紹介
名前チャーリー・パチーノ(Charlie Patino)
生年月日2003年10月17日
国籍/出身イングランドワトフォード)
身長182cm
ポジションDMF/CMF
所属アーセナル

※チャーリー・パティーニョ、パチーニョ、パチノ、パティーノとも表記されるだろう。

天才児がそのまま成長している約束されたアーセナルの才能

プレー動画          

経歴             

■2003-2015年(幼年期~ルートン・タウン)

イングランドでは珍しい『Patino』という苗字を持つ彼は、父方の祖父母がスペイン・ガリシア州のア・コルーニャから1960年代にイングランドへ移住をした背景があり、その頃に誕生したのが父親のフリオ・パチーノであった。祖父母は労働者としての役目を終えて祖国スペインのアリカンテに戻っているが、フリオは既に英国人女性のケイティと婚約していたためイングランドに残ると、そこでチャーリーとリリーの二人の子宝に恵まれている。そのため、血筋的にはガリシア人(スペイン)と英国人のハーフであるが、彼はロンドン近郊のワトフォードに生まれているため、生まれつき英語を話すような環境であった。

セント・オールバンズ・シティFCというクラブでキャリアを始めた彼は、7歳で自宅から約25分の距離にあるルートン・タウンFCに引き抜かれ、地域条例によって公式戦への出場が可能となる9歳から才能が広く知れ渡るようになっていた。10~11歳になった頃にはU13でプレーしていたこともあり、マンチェスター・シティ、チェルシー、アーセナル、トッテナムといったクラブからアプローチを受けており選択を迫られていたという。どちらのクラブを選ぶことも自由であったが、シティへは距離の問題で除外したことでロンドンのクラブに絞ると、最終的にはロンドンのなかでも自宅から最も近いアーセナルに加入することを選んでいる。移籍時にはルートン・タウンへの補償金として1万ポンド(184万円)が支払われることになった。

■2015-2021年(アーセナル)

アーセナル界隈では同じようにルートン・タウンから若くしてアーセナルの下部組織に加入した『ジャック・ウィルシャー』のストーリーと重ねており、アーセナルU12から始まった彼は期待に沿うようにユースセクターを駆け上がっている。2018年5月に14歳でアーセナルU18でのデビューを飾り話題をさらうと、翌年は出場機会は得られなかったが2019/20シーズンより正式にU18へ昇格。U16では強豪チームという立ち位置であったが、当時のアーセナルU18はU18プレミアリーグ(イングランドU18リーグ)において好成績を残せておらず、苦戦を強いられながらも2シーズンで24試合に出場した。2021年1月にはプレミアリーグ2(イングランドU23リーグ)においてアーセナルU23でのデビューも飾っている。

 
 
 
 
 
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代表歴            

2018年2月にイングランドU15の選出されたばかりであったが、5ヶ月後の2018年6月にはわずか14歳にしてイングランドU16のキャプテンマークを着用していた。16歳の誕生日を直前に控えた2019年10月にはイングランドU17の試合に出場しているが、2019年11月以降は世代別代表からは遠ざかっている。

移籍の噂           

アーセナルと奨学金契約を交わしているため、そう遠くない間にプロ契約を締結することだろう。トップチームに昇格することは難易度が高いが、既にトップチームのトレーニングにも参加しておりミケル・アルテタ監督からも認識されているため徐々にプロの世界は近づいている。余談だが、祖父母がア・コルーニャの出身ということもあり、父も含めてデポルティボ・ラ・コルーニャには一定の愛情を持っているそうだ。

プレースタイル        

No.10の役割を持っているとされているが、ポジションとしては中盤の深い位置を主戦場としており、卓越したキープ力と圧巻のパスセンスで攻撃にリズムを与えることを得意とする。また、中盤に不可欠な奪取能力も非凡なものを持っているため、将来的にはどちらのポジションでも適性を見せることだろう。一部の界隈からはアーセナル版のフィル・フォーデンという声も上がっている。

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