カルロス・ボルジェス

選手紹介
名前カルロス・ボルジェス(Carlos Borges)
生年月日2004年3月19日
国籍/出身ポルトガルシントラ)
身長169cm
ポジションWG
所属マンチェスター・シティ

圧倒的な破壊力でサイドを蹂躙するシティの秘密兵器

プレー動画          

経歴             

■2004-2021年(幼年期~マンチェスター・シティ)

ポルトガルの文化的な観光都市であるシントラに生まれた彼は、かつてポルトガルの植民地であったギニアビサウ共和国にルーツを持っている少年だ。シントラに隣接した首都リスボンのクラブであるスポルティングCPの下部組織でプレーしていたが、わずか9歳にして荷物をまとめてイングランドでの生活が始まっている。

飛び級でのプレーは常であり、2019年6月にはメディア・ベース・スポーツ社(ジョゼップ・グアルディオラの弟、ペレ・グアルディオラが設立)とのマネジメント契約を交わし、若くして才能が評価されていた。2020/21シーズンはカルロス・ヴィセンスが率いるマンチェスター・シティU18に昇格すると、U18デビューとなるウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズU18戦ではいきなりフル出場にて2得点を記録。その後のU18プレミアリーグ(イングランドU18リーグ)では卓越したパフォーマンスにて21試合12得点18アシストの成績を残し、地域リーグラウンドではマンチェスター・ユナイテッドを破り優勝を果たすなど昇格1年目ながらチームの中心選手となっている。

また、18アシストは文句なしのアシストランキングTOPであり、ゴールとアシスト数を足し合わせた「30」のスコアにおいてもリーグTOPの成績となっている。単純計算で約52分に1得点に関与しており、実際のリーグ戦でもリヴァプールとウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズとの2試合を除いた全ての試合にて得点またはアシストを記録するなどシーズンを通して攻撃を牽引したことが証明された。来季はマンチェスター・シティEDS(育成の最上位カテゴリ)に組み込まれる可能性も高く、トップデビューも近いだろう。

代表歴            

2020年2月に初めてポルトガルU16でのデビューを飾っており、9歳で離れた母国を代表するようになっている。

移籍の噂           

当面はマンチェスター・シティのトップチームに定着することが目標となっているが、現ウィングの選手層を考慮すると出場機会を得るのは難しい部分もあるだろう。まずはEDSで結果を残すことが重要だ。仮に期限付き移籍が考えられる場合は、彼のマネジメントを担当しているメディア・ベース・スポーツ社が経営しているジローナFC(スペイン)の可能性が高い。

アスリートの給与形態を載せている「サラリー・スポーツ」によれば、マンチェスター・シティとは2024年6月末までの契約を交わしているとされ、年俸で約3万ユーロ(400万円)、週給で約580ユーロ(7万7000円)を稼いでる状況だ。

プレースタイル        

一瞬の加速に乗ったドリブルを武器とするウィンガーであり、両ワイドでの起用も可能だがレフトウィングを定位置としている。169cmとリーチにはハンディを抱えるが、安定した低い重心や身体を当てることすら許さない速さでの振り切りなどギャップを逆手に取ったプレーが特徴的だ。両利きと記載されているWebページもあるが、実際のプレーでは左足を多用しているため左利きだろう。1vs1でのアクションは彼の十八番であり、直線的にゴールへ向かう姿勢は驚異を与え、深くサイドまで侵入してからのラストパスといったパターンでアシストも記録する。

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