名前 | ケイデン・クラーク(Caden Clark) |
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生年月日 | 2003年5月27日 |
国籍/出身 | アメリカ(メディナ) |
身長 | 180cm |
ポジション | AMF/SMF |
所属 | ニューヨーク・レッドブルズ |
※ケーデン・クラークとも表記されるだろう
一夜にしてスターとなったアメリカの超新星
プレー動画
経歴
■2003-2020年(幼年期~バルサ・アカデミー)
アメリカ・ミネソタ州に属する人口5000名にも満たない小さなメディナという町にて彼は生まれている。6歳~19歳までの年代を対象とした育成クラブであるミネソタ・サンダー・アカデミーにてキャリアを始めると、2015年~2017年までの3年間をU13~U14相当で過ごしており、同組織が輩出した最新ヒット作である現アメリカ代表のジャクソン・ユエイル(サンノゼ・アースクエイクス)のような飛躍が期待される少年だった。
そんな彼はミハ・クラインとの出会いがきっかけとなり2017年からFCバルセロナ(スペイン)のUSAアカデミーとなるバルセロナ・レジデンシー・アカデミーに加入。弱冠14歳ながら地元のミネソタ州から2700km以上も離れたアリゾナ州カサ・グランデでの生活が始まっているが、加入当時から持ち前の才能と謙虚かつ準備を怠らない姿勢で違いを見せていたという。2018年と2019年には本家となるラ・マシア(バルセロナの育成組織)に招待され、カデテA(U16)との対戦を経験しながら恵まれた環境にて自身のスキルを磨いている。
■2020年(ニューヨーク・レッドブルズ)
3年間を過ごしたアカデミーを卒業した後、当然のようにいくつかのクラブからの関心を集めていた彼は自身の成長の場としてニューヨーク・レッドブルズと契約。最初はセカンドチームでの登録であった。COVID-19の影響下を受けるなかでの挑戦であったが、2020年7月のUSLC(アメリカ2部)第4節のハートフォード・アスレチック戦にてシニアデビューを飾ると、トップチームに帯同するまでのリーグ戦12試合で3得点/5アシストの印象的な活躍を残していた。
2020年10月11日のMLS(アメリカ1部)第11節となるアトランタ・ユナイテッド戦にて右サイドハーフのスターターとして念願のトップデビューを飾ると、同試合では決勝点となるプロ初ゴールをいきなり記録したことで国内メディアは鮮烈なデビューを大々的に報道されており、さらには4日後の首位トロントFC戦では後半途中出場ながら値千金の同点弾を叩き込むなど超新星として騒がれている。
代表歴
公式戦での出場歴は不明だが、アメリカU14とU16ではいくつかのトレーニングキャンプに招集されていたという。今後は飛び級にて様々なコンペティションに参加することだろう。
移籍の噂
ニューヨーク・レッドブルズには2020年2月に加入したばかりであるため長期契約を残していることが推測できる。クラブとしてはRBライプツィヒやレッドブル・ザルツブルクといった育成にはうってつけのグループに属していることから今後のステップアップに関する道筋もはっきりしている。
プレースタイル
トップ下の位置を主戦場としている彼は、広い視野を活かしたラストパスに定評がありながら自身もフィニッシャーとして十分なスキルを持っている選手だ。2列目からの飛び出しや果敢な仕掛けといった攻撃的な面は分かりやすく長けているが、一方でゲームをコントロールする技術や献身的な守備の意識、ピッチ外での謙虚な姿勢といった人間性も評価されるなど才能に抜け目がない。また、180cmの恵まれたフィジカルを有していることから多方面から見ても完璧な逸材となるだろう。