ブライアン・レイノルズ

選手紹介
名前ブライアン・レイノルズ(Bryan Reynolds)
生年月日2001年6月28日
国籍/出身アメリカフォートワース)
身長191cm
ポジションRSB
所属FCダラス

15歳でプロ契約を交わしたダイナミズム溢れるサイドバック

プレー動画          

経歴             

■2001-2020年(幼年期~FCダラス)

ジョン・F・ケネディが暗殺される前に最後となる演説をしたフォートワース(テキサス州)に生まれた彼は、父のキース・レイノルズがヨーロッパで短期間ながらプロサッカー選手としてプレーするなどサッカーが身近にある家庭にて育っていた。そんな父から4歳となる頃に「野球」「バスケットボール」「アメリカンフットボール」「サッカー」の異なるスポーツから1つを選ばされており、彼はサッカーを選択したという(父は元々サッカーに誘うつもりだったので自然の流れだと語る)。

サッカーに引き寄せられた彼は、YMCA(キリスト教青年会)に所属していた歳には1試合で8得点を奪うような際立つ存在感を見せており、12歳で近隣都市を本拠地とするFCダラスに加入するのも当然の流れであったという。彼がサッカーに専念できるよう練習場に近いフリスコに家族で越しており、こうした支えもありながら2015/16シーズンのアカデミー全国選手権を制覇(U16カテゴリ)するなどアカデミーでも優秀な選手として評価を受けていた。さらには、2016年11月に15歳の若さでダラスとのプロ契約を締結しており、クラブ史上最年少でのホームグロウン契約となっている。

プロ契約後の2年間は出場機会を得られなかった彼だが、2019シーズンはUSL1(アメリカ3部)のノーステキサスSCにも貸し出されながらFCダラスのトップチームに留まっており、2019年5月のMLS(アメリカ1部)第12節 ロサンゼルスFC戦にてデビューを飾っている。ユースカテゴリではウィンガーとして紹介されていたが、この頃から現在の右サイドバックにコンバートされ始めており、2020シーズンは不動のポジションを確立しながらリーグ戦では17試合に出場しシーズンを終えている。

代表歴            

2016年3月に14歳の若さでアメリカU17でのデビューを飾った彼は、U-17ワールドカップ(2017)でもチーム内最年少選手として名を連ねるなどFCダラス史上最年少プロという肩書きに恥じないような代表歴を持っている。現在はアメリカU19に選出されているが、そう遠くないうちにフル代表にも選出されることだろう。

移籍の噂           

MLSでのシーズンを終えた彼に対しては、2021年冬の市場にて獲得するようヨーロッパのクラブが動いており、なかでもユヴェントスやASローマ、ACミランといったイタリア方面からのアプローチは継続的に行われているという。ASローマは920万ドルのオファーを提示したと報じられ、ユヴェントスについても獲得後にはカリアリに期限付き移籍させる具体的なキャリアプランも明らかになるなど移籍については避けられない状況だ。そんなFCダラスとは2020年9月に新たな4年契約に署名したこともあり、おそらくクラブ史上最高額での売却となる見通しとなっている。

プレースタイル        

元々はスピードとフィジカル、スキルを兼ね備えたウィンガーとして名を馳せていた存在だが、FCダラスのメインチームに昇格してからは現在の右サイドバックとしてコンバートされている。そのため、ダイナミズム溢れるドリブルや正確なクロスといった攻撃的な部分が評価を受けており、守備に関しては一定の不安視(出足の遅さなど)は見られるも、191cmという生まれながらのアドバンテージを持っていることから育成するにはうってつけの存在だといえる。

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