ブレンデン・アーロンソン

選手紹介
名前ブレンデン・アーロンソン(Brenden Aaronson)
生年月日2000年10月22日
国籍/出身アメリカメドフォード)
身長178cm
ポジションAMF/SMF
所属フィラデルフィア・ユニオン

ヨーロッパへの進出が期待されるフィラデルフィアの至宝

プレー動画          

経歴             

■2000-2010年(幼年期~レアル・ニュージャージー)

アメリカ合衆国・ニュージャージー州のメドフォードに生まれ育った彼は、5歳の頃より地元のメドフォードSCにてキャリアをスタートさせており、父親であるラスティ・アーロンソンは当時から息子の才能に確信を持っていたという。父ラスティはそんな息子の才能を伸ばそうとメドフォードSCのコーチであったドリュー・ワーグナーとの共同設立にてレアル・ニュージャージー(NJ Real)を立ち上げており、こうした周囲の環境から彼自身も8歳のときからプロサッカー選手になりたいと思っていたという。

■2010-2020年(フィラデルフィア・ユニオン)

NJ Realがフィラデルフィア・ユニオンとのコネクションを得たことで、10歳の頃よりジュニアカテゴリに相当するユニオン・ジュニアに加入。ニュージャージー州のショーニー・ハイスクール(高校)で1年間を過ごした後、フィラデルフィア・ユニオンのユースとなるユニオン・アカデミーに昇格し、よりスポーツに専念できるようクラブの提携先であるYSCアカデミー(ペンシルベニア州の私立学校)での生活が始まった。

2017シーズンはUSLC(アメリカ2部)に所属するベスレヘム・スティールFC(フィラデルフィア・ユニオンⅡの前身)に組み込まれ、2018シーズンも含めた2年間で24試合/1得点の成績を残している。2019年シーズンからフィラデルフィア・ユニオンのトップチームに昇格することが決まると、2019年3月に行われたMLS(アメリカ1部)第3節のアトランタ・ユナイテッド戦にてプロデビューを飾り、同試合では先制点となるプロ初ゴールを記録した。シーズンを通し、トップリーグで30試合に出場したことは大きな経験となっており、新型コロナウイルス感染症の影響によって中断となっているが2020年シーズンのさらなる飛躍が期待されている。

代表歴            

アメリカの世代別代表としてU15~U23までの招集歴を持っているが、2017年のU17ワールドカップで本大会のメンバー入りを逃すなど目立った成績は残せていない。ただ、2020年2月には国内組で臨んだコスタリカとの親善試合にてフル代表デビューを飾っている。

移籍の噂           

多くのアメリカ人プレーヤーがドイツへ進出しているように、彼もまたボルシア・メンヒェングラートバッハ、アイントラハト・フランクフルト、ホッフェンハイム、フライブルク、ケルンといったクラブからの関心を集めているという。フィラデルフィア・ユニオンとはホームグロウン契約を交わしているが、契約期間については明らかにされていない。

プレースタイル        

トップ下を本職とするモダンタイプなNo.10としてプレーするほか、時にはサイドハーフやボックス・トゥ・ボックスの役割でも起用されるなど多岐な役割をこなせるインテリジェンスに長けた選手だ。こうした幅広いポジションへの適応力から「U.S.ハフェルツ」とも呼ばれるなどカイ・ハフェルツと比較されている。

基本技術が優れており、ファーストタッチの品質と広いビジョンから決定的なチャンスを演出するパスセンスは彼の大きな武器だろう。現時点では物理的な面で苦戦を強いられることもあるため、よりフィジカルの強化は急務であるとされているが、ベテランさながらの冷静さ・成熟度でプレッシャーを物ともしない強さも持っている。好きな選手としてルカ・モドリッチとスティーブン・ジェラードの名前を挙げており、彼らのプレーも参考にしているそうだ。

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