アルナウ・マルティネス

選手紹介
名前アルナウ・マルティネス(Arnau Martínez)
生年月日2003年4月25日
国籍/出身スペインプレミア・デ・ダルト)
身長182cm
ポジションCB/SB
所属ジローナFC

ラ・マシアからの退団後に才能を伸ばしたジローナの俊英

プレー動画          

経歴             

■2003-2016年(幼年期~FCバルセロナ)

スペイン・カタルーニャ州のバレアス海に程近いプレミア・デ・ダルトに生まれた彼は、地元のCEプレミアにてキャリアを始めた後、FCバルセロナの公式サッカースクールであるFCBエスコラにて基本的な技術を学んでいた。7歳となった2010年よりFCバルセロナのカンテラ(下部組織)に加わっており、無類の強さを見せた2003年カテゴリとしてシャビ・シモンズやアレハンドロ・バルデらと共にプレーしているが、当時の彼はあまり目立つような存在ではなかったという。そのような背景もあり、2016年6月にインファンティルB(U13)をもってスクール時代を含めると約7年間を過ごしたクラブとの別れを告げている。

 
 
 
 
 
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■2016-2018年(CEルスピタレート)

バルセロナを離れた彼は、同じくカタルーニャ州のクラブであるCEルスピタレートに加入。インファンティルA(U14)からスタートすると、身体的な成長期も重なったことでセンターバックとしての頭角を現しており、フベニル(U18)の試合に飛び級でプレーするまでとなっていた。この頃にはカタルーニャ州選抜にも選出されるなど、バルセロナに在籍していた頃よりも個人でピックアップされるようになった彼は、2018年9月にジローナFCへの加入が決定している。

■2018-2021年(ジローナFC)

ジローナではフベニルを早々と通過しており、2020/21シーズンはトップチームの試合でも定期的なベンチ入りを果たしていた。2020年11月にはテルセーラ・ディビシオン(スペイン4部)のUEサン・アンドレウ戦にてジローナB(リザーブ)にてシニアデビューを飾ると、ジローナBでは7試合に出場。彼にとって転機となったのは2021年3月のことであり、第31節のアルバセテ戦を控えたなか、トップチームのセンターバックに欠場が相次いだことで指揮官のフランシスコ・ロドリゲスに抜擢されていた。こうしてトップチームでのリーグデビュー戦となったアルバセテを相手にフル出場で勝利に貢献(1アシストを記録)すると、以降の試合では一度もポジションを奪われることなく定着。彼が出場した12試合では9勝2分1敗という良い流れを作り出すと、ラ・リーガ2(スペイン2部)では順位を上げて5位でフィニッシュ、ラ・リーガ(スペイン1部)に向けたプレーオフ・ラウンドではラージョ・バジェカーノに決勝戦で敗れはしたが彼が残したパフォーマンスは高く評価を受けている。

代表歴            

これまで世代別代表でのプレー経験はなかったが、2021年8月にスペインU19への初招集を受けている。バルセロナから唯一選出されたアレハンドロ・バルデとの共演も大きなトピックにになるだろう。

移籍の噂           

ジローナFCとは2022年6月末までの契約を交わしているが、そう遠くない将来に争奪戦が繰り広げられることだろう。最も可能性として高いのが古巣であるFCバルセロナへの帰還であり、彼自身がそれを臨むならば実現も容易いはずだ。彼のInstagramでは最初の投稿として11歳の彼と13歳のエリク・ガルシアの2ショット写真が見られるため、この二人の共演も夢ではない。

 
 
 
 
 
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プレースタイル        

右利きの彼は予測能力が高く1vs1に強いディフェンダーであり、182cmとセンターバックとしては物足りなさを感じるフィジカルでも身体能力の高さで空中戦でも勝利することが可能だ。トップデビューを飾った当初は3バックの左でプレーしていたが、右サイドバックとしてもプレーできるなど最終ラインであれば異なるポジションでも適応できるユーティリティ性は彼の持ち味だろう。ラ・マシアで培った安定したビルドアップのほか、右サイドバックとしては深い位置まで侵入し決定機を演出する姿も見られる。また、セットプレーでは自慢の身体能力から脅威となるなど様々な可能性を見せていた。

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