名前 | アルダ・ギュレル(Arda Güler) |
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生年月日 | 2005年2月25日 |
国籍/出身 | トルコ(アンカラ) |
身長 | 176cm |
ポジション | AMF |
所属 | フェネルバフチェ |
フェネルバフチェが新たに期待を寄せる純粋なNo.10
プレー動画
経歴
■2005-2019年(幼年期~ゲンチレルビルリイ)
父ウミト・ギュレルと母セラプ・ギュレルの間に誕生した彼は、トルコ共和国の首都アンカラにて育っていた。9歳の頃に参加したサマースクール(サッカー)がキッカケとなり、アンカラをホームタウンとするゲンチレルビルリイSKに加入すると、赤と黒を貴重としたユニフォームが特徴的なAlkaralarの愛称で親しまれるクラブにて約5年の月日をプレーしている。U13チームではアレクサンドロ・デ・ソウザやイルファン・ジャン・カフヴェジをアイドルとする10番として活躍しており、週末にはトップチームのボールボーイとしてスュペル・リグ(トルコ1部)の雰囲気を肌で感じ取っていたという。
Fenerbahçe, Gençlerbirliği altyapısından 13 yaşındaki Arda Güler’i kadrosuna kattı. pic.twitter.com/62o1Wf5mED
— Sabah Spor (@sabahspor1) February 22, 2019
■2019-2021年(フェネルバフチェ)
ユースリーグでのパフォーマンスが評価されていた彼は、14歳の誕生日を迎える2019年2月にかねてより憧れを持っていたフェネルバフチェに移籍。トップデビューを果たしたときに40万トルコリラ(約520万円)のボーナスがゲンチレルビルリイに発生する契約が組み込まれ、半年後の2019/20シーズンにはフェネルバフチェU16でのプレーが始まっていた。
2020/21シーズンにはフェネルバフチェU19に昇格するとU19スュペル・リグ(トルコU19リーグ)では15歳ながらレギュラーラウンドで19試合7得点4アシストを記録。6位で挑んだ優勝プレーオフでは3位バシャクシェヒルと5位カシムパシャを破り(3試合で3得点3アシスト)、最終的に3位の成績でシーズンを終えている。2021年1月にはフェネルバフチェと初めてのプロ契約を交わし、スポーツディレクター(SD)を務めていたエムレ・ベロゾールの計らいもありトップチームのトレーニングにも参加するなど新たな逸材として注目を集めているところだ。
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代表歴
世代別代表のキャリアについてはCOVID-19の影響もあり対象年代の活動自体が行われていない。
移籍の噂
フェネルバフチェと最初に交わしたプロ契約は2023年6月末までの期間となっている。現時点ではトップデビュー前の段階であるため移籍の噂は報じられていない。フェネルバフチェは2021年夏にシュトットガルトにオメル・ファルク・ベヤズの保有権を手放しているが、その背景には彼の存在で問題ないと考えている側面もあるだろう。
プレースタイル
幼い頃からNo.10としてプレーしている生粋のファンタジスタであり、長短強弱のパスを巧みに操ることのできる左足のスキルが光っており、15~16歳とは思えない冷静なゲームメイク力は随一の存在だろう。ワイドなポジショニングをボール受けた際には45℃の角度からシュートを狙う積極性や、2列目から飛び出しフィニッシャーとしても躍動するなど試合を通して状況を読み取るインテリジェンスにも才能を感じさせている。また、前線からの守備もいとわない献身的な働きにも期待が持てるためトップチームに溶け込むのも時間の問題だ。とはいえフィジカルの部分では成長曲線上にあるため時間が必要だろう。