アンドレアス・シェルデルップ

選手紹介
名前アンドレアス・シェルデルップ(Andreas Schjelderup)
生年月日2004年6月1日
国籍/出身ノルウェーボードー)
身長176cm
ポジションAMF/SMF/WG
所属FCノアシェラン

コロナ禍で国内からの移籍を決断したノルウェーの新たな至宝

プレー動画

経歴

■2004-2020年(幼年期~ボデ/グリムト)

ノルウェー・ヌールラン県の都市であるボードーに生まれた彼は、地元を代表するFKボデ/グリムトの下部組織で少年期を過ごしていた。同クラブは2020シーズンにクラブ史上初めてのリーグ優勝を成し遂げた新興クラブであり、イェンス・ペター・ハウゲを輩出するなど育成力にも定評があることで知られている。2019年には14~15歳ながらノルウェー3部に属するボデ/グリムトのBチームに帯同する特別扱いを受けており、トップチームのトレーニングにも定期的に参加するなど将来に期待が持たれる存在であった。しかし、COVID-19の影響によってトップチームのトレーニングに参加するにはプロ契約を交わしていることがルール付けられたことで彼は練習に参加できず、元のBチームでのトレーニングに戻っていたという。

しかし、Bチームと2020年にリーグ優勝を果たすことになるトップチームとのレベルには大きく開きがあることを嘆いており、とはいえトップチームには参加できる規定に達していないことから、こうした環境の違いに彼は悩んでいた。そのため非常に難しい決断だったと語るように、ボデ/グリムトからの退団を決意すると、新天地を探すべくアヤックス、PSV、リヴァプール、トッテナム、ユヴェントス、バイエルン・ミュンヘン、ビジャレアル、ノアシェランのトレーニングに参加するなど視線を国外に向けていた。最終的にはPSVとビジャレアル、ノアシェランを含めた6クラブまでに候補を絞った末、2020年7月に隣国デンマークのFCノアシェランを選択し新たな環境での挑戦が始まっている。

■2020-2021年(FCノアシェラン)

ノアシェランではU19チームに登録されると、U19ボーイズリーグ(デンマークU19リーグ)では出場した11試合で8得点と3つ離れた年齢のカテゴリでも躍動。彼の才能がユースカテゴリで留まらないことを再確認したクラブは、2021年2月に行われたデンマーク・スーペルリーガ(デンマーク1部)第14節のブロンビーIF戦にてトップデビューをさせている。デビューから6戦目となるリンビーBK戦では初得点を記録しており、翌節のスナユスケ戦では圧巻のパフォーマンスにて2得点をあげるなど、デンマーク1部では史上最年少での1試合複数得点者として歴史に名前を刻むこととなった。

代表歴

ノルウェー国内でも有数の逸材として知られており、2019年4月にはノルウェーU15、2020年2月にはノルウェーU16でプレーするなどボデ/グリムトに所属していた際には世代別代表でも中心選手として牽引している。

移籍の噂

ノアシェランとの契約期間は明らかとなっていないが、あくまでもノアシェランは出場機会を得るための踏み台であり今後はヨーロッパの主要リーグに加入することが想定されている。彼が好きと語るクラブはリヴァプールであり、好きなリーグはラ・リーガ(スペイン)とのことだ。

プレースタイル

右利きの彼は左サイドハーフを中心に1.5列目でもプレーするミッドフィールダーだ。迂闊に距離を詰められないようなボールタッチでゴール前まで侵入しフィニッシュまで持ち込むことを得意としており、16歳には似つかわしくない冷静な立ち振舞で驚異となっている。彼自身はアンドレス・イニエスタとマルティン・ウーデゴールをモデルケースとしており、精神面の部分ではアーリング・ブラウト・ホーランドを参考にしているという。

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