名前 | アマドゥ・ハイダラ(Amadou Haidara) |
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生年月日 | 1998年1月31日 |
国籍/出身 | マリ |
身長 | 175cm |
ポジション | CMF |
所属 | RBザルツブルク → RBライプツィヒ |
ザルツブルクが誇る争奪戦必至なマリの至宝
プレー動画
経歴
”Doudou(ドゥドゥ)”の愛称で親しまれる彼はマリの首都バマコにあるサッカークラブ、JMGアカデミーバマコにてキャリアをスタートさせた。2015年に開催されたFIFA U-17ワールドカップにおいて、マリの準優勝に大きく貢献をし一躍有望な若手株として認識されるようになると、2016年7月にレッドブル・ザルツブルクとの契約を交わしている。加入初年度である2016-2017年シーズンは2部リーグに属するリザーブチームのFCリーフェリングでのプレーとなると、自身のプロデビュー戦となったLASKとの試合においてプロ初ゴールを決める活躍を残した。この試合後、第20節まで常にフル出場をするなど一躍チームの核に躍り出ると、2017年4月に行なわれたOFB-CUP(オーストリアカップ)のカプフェンベルガーSVとの試合において1-1で延長までもつれ込んだ試合に、延長前半14分に出場しトップチームデビューを果たすと、その7分後にはチームを救う決勝ゴールを決め勝利へと導いた。プロデビュー戦に続き、トップチームデビュー戦でも初ゴールを決めるという他とは一線を画する雰囲気の持ち主である彼は、オーストリアブンデスリーガ第28節のSKシュトゥラム・グラーツとの試合でトップリーグデビューも果たしている。第35節のオーストリア・ウィーンを相手に初得点も挙げ、1シーズンの間に多くの経験を積むこととなった。
2017-2018年シーズンより正式にトップチームへと昇格をすると、主力に定着をし、リーグ戦では31試合に出場し3得点8アシストという記録を残した。このシーズンにおける彼が最も輝いたシーンはヨーロッパリーグの舞台であり、準決勝まで躍進をし続けたクラブにおいて彼の貢献度は大きなものだった。中でも、準々決勝のSSラツィオとの2ndレグは圧巻パフォーマンスだったと伝えられている。
2018-2019年シーズン、レッドブル・ザルツブルクはチャンピオンズリーグ本戦への出場を目指し予選を戦っている。多くの移籍の噂が流れるなか、現時点で残留をしている彼はこのクラブでやり残したことがあるのだろうか。既に実力は5大リーグでも通用するため、そこに進出するもの時間の問題だろう。
代表歴
前述の通り、2015年のFIFA U-17ワールドカップにおいてマリU-17の準優勝に大きく貢献をした決勝トーナメント1回戦の北朝鮮U-17を相手に決めたゴールは今でも語り草になっている。2017年にマリU-20に招集されると、同年10月のコートジボワールとのワールドカップ予選ではA代表に招集されデビューを果たした。今後、伸びしろがアフリカでも随一と言われるマリ代表において重要な役割を担うだろう。
移籍の噂
多くのクラブがこの逸材に対してアプローチをかけており、チェルシーやトッテナムなどのイングランド方面からの関心は高いものだ。ただ一番現実味がある移籍の噂としては、リヴァプールにナビ・ケイタを売却した同じくレッドブル系列のクラブであるRBライプツィヒだろう。ナビ・ケイタの正当な後継者として迎え入れる予定だ。しかしライプツィヒが安い価格で獲得を目論んでいた事からもザルツブルク側はより大きなクラブに多額の金額で売りたいと考えているとも伝えられている。
追記(2018年12月):2018年12月22日に同じくレッドブルグループで、ドイツ・ブンデスリーガに所属するRBライプツィヒへの移籍が決定。移籍金は約1800万ユーロと報じられている。
プレースタイル
175cmと低いと数えられる身長だが、そのアフリカ人特有の身体能力の高さでフィジカルも周りに劣らない強さを持っている。無尽蔵なスタミナや、光るパスセンスなど多くの持ち味を有している。ただし、彼はボールを保持しすぎることもあると伝えられており、戦術の理解面については修正が必要だろう。