アマド・トラオレ

管理人推薦選手紹介
名前アマド・トラオレ(Amad Traoré)
生年月日2002年7月11日
国籍/出身コートジボワールアビジャン)
身長173cm
ポジションWG
所属アタランタBC

兄に続くブレイクが期待されるアタランタの真珠

プレー動画          

経歴             

■2002-2020年(幼年期~アタランタBC)

コートジボワールの最大都市であるアビジャンに生まれた彼は、幼い頃にイタリアに移住した過去を持っている。兄のハメド・ジュニオル・トラオレ(2000年生まれ)もUSサッスオーロで活躍する有望株であり、そんな兄と同じようにGSボカ・バルコにてキャリアをスタートさせた。フランス語しか話すことのできなかった彼は言葉の壁に当たるも、持ち前の陽気で前向きな性格からチームに馴染んでおり、飛び級でプレーしていたボカ・バルコU17でも言葉が不要になるまでの才能を見せていたという。2014年に行なわれたクリスマストーナメントにて得点王に輝くと、アタランタのチーフスカウトを務めていたマウリツィオ・コスタンツィの推薦もあり、2015年からアタランタBCの一員となっている。

兄は同時期にFCエンポリを新天地として選んでおり、彼にとっては初めて兄のサポートを受けることのできない1人での挑戦となっていた。アタランタU15での最初のシーズンはASローマとの最終決戦で得点を奪うなどチャンピオンシップタイトルを獲得しており、2017/2018シーズンからは15歳にしてアタランタU17に昇格を果たしている。U17ではレギュラーシーズンを23試合9得点の成績で優勝に導くと、続くファイナルラウンドではASローマに敗れるもチームの準優勝に貢献している。2018/2019シーズンはアタランタ・プリマヴェーラ(U19)に昇格し、U17での出場も含めシーズンを通して42試合に出場し、18得点13アシストの好成績を収めた。

2019年10月27日に行なわれたセリエA・第9節のウディネーゼ・カルチョ戦。アタランタが持ち前の攻撃力を見せつけ6-1の大量リードを奪うと、後半32分にヨシプ・イリチッチとの交代にてトップデビューを飾っている。デビューから6分後には約30メートルの距離を独走し、そのまま見事なミドルシュートで初ゴールも記録するなど最高のデビュー戦となっていた。圧倒的な攻撃陣を有するトップチームでの出場機会は限られているが、徐々に存在感を増していくことだろう。

代表歴            

イタリアに若くして移住していることもあり、コートジボワールでの世代別代表には招集を受けていないと思われる。今後の動きは不透明だが、イタリアの市民権を取得するプロセスが進めばフル代表の選択にも注目が集まるはずだ。

移籍の噂           

既にユヴェントスやアーセナルが関心を寄せていると報じられ、兄弟もろとも獲得したい意向だ。現時点ではアタランタとの契約期間は明らかとなっておらず、当面は移籍の噂も盛んに報じられるだろう。

シーズン移籍先移籍金
2020-21マンチェスター・ユナイテッド2100万ユーロ

プレースタイル        

攻撃的なポジションであれば広くプレーできるが、本職は右ウィングだ。両利きと言っても遜色のないテクニカルコントロールと、エレガントな推進力は相手守備陣の驚異となっている。さらには広い視野と中距離~長距離から精確なシュートを打てる性能も備えており高い個性が光る選手だ。アタランタの主将であるアレハンドロ・ゴメスは「まるでメッシのようで、トップチームのディフェンダーでも捕まえきれないんだ」とその個性を高く称賛している。

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