名前 | アルハッサン・ユスフ(Alhassan Yusuf) |
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生年月日 | 2000年7月18日 |
国籍/出身 | ナイジェリア(カノ) |
身長 | 175cm |
ポジション | DMF/CMF |
所属 | IFKヨーテボリ |
スウェーデンで実力を証明した新たなハンター
プレー動画
経歴
■2000-2020年(幼年期~IFKヨーテボリ)
ナイジェリア連邦共和国の主要都市であるカノにて彼は生まれている。ナイジェリアではFCハーツ(ナイジェリ)にて基礎を培った後、ティキタカ・フットボール・デベロップメント(ナイジェリア)に加入しており、その名の通りティキ・タカのメソッドを学びながら専門的なフットボール教育を施されている。
18歳となった2018年夏よりIFKヨーテボリに加入したことで初めての海外挑戦が始まった。2018シーズンは第26節のIFブロマポイカルナ戦でプロデビューを飾っているが、わずか1分間の出場となり、シーズン全体を通しても初年度は同試合のみの出場にて終えている。
新たに2019シーズンを迎えた彼は、第4節のヘルシンボリIFで初のフル出場を果たして以降、IFKヨーテボリも中盤を支える一人としてレギュラーポジションを確立しており、最終節のエステルスンドFK戦では2得点/1アシストと有終の美を飾り26試合/2得点・2アシストの成績を収めることとなった。これらの活躍から、ヨーテボリ・ポスト誌によって2019シーズンのリーグ年間最優秀若手賞に選出されるなど2年目には大きな飛躍を遂げている。
COVID-19の影響を受けた2020シーズンながらもパフォーマンスを落とすことなく、現時点で昨季の出場時間を上回るなど期待に沿った活躍にて、さらなる市場価値を高めているところだ。
シーズン | 所属 | 成績 |
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2018 | IFKヨーテボリ | 1試合/0得点 |
2019 | IFKヨーテボリ | 26試合/2得点 |
2020 | IFKヨーテボリ | 31試合/0得点 |
※2020年11月21日現在
代表歴
ナイジェリアでの世代別代表キャリアは不明だが、近い将来にはナイジェリアのフル代表に名を連ねることは間違いない。
移籍の噂
年間最優秀若手選手賞の受賞後、2020年夏の市場において彼は多くのクラブから監視されていた。レスター・シティ、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ(ウルブス)、シェフィールド・ユナイテッドといったプレミアリーグ勢の名前が多く挙がるなか、ウルブスは具体的に700万ユーロのオファーを提示したと報じられているが移籍は結果的に実現していない。
しかし、2021年冬の市場では再び獲得レースが繰り広げられることは既定路線であり、IFKヨーテボリとしても1000万ユーロ以内(おそらく500万ユーロ程度だろう)では売約に応じると思われるため、2022年までの契約を残しているがステップアップのために退団は避けられない。
プレースタイル
基本的には守備的なミッドフィールダーだが、ボックストゥボックスにも近いスタイルであるため攻撃時でも貢献度の高いスペシャリストだ。モビリティ(機動力)に優れ、広いピッチのどこからでも顔を出し、守備時では積極的なプレッシングによってボールを奪い取り、攻撃時には2列目からの積極的な関与でゴール前での決定的な働きを残すことも可能だ。
彼の魅力については単なるハンターというだけではなく、2019シーズンに記録した26試合でのパス成功率が91%というデータに現れているように、ティキタカと名前が付けられる組織でプレーしていただけに高いパス精度を誇っている。後は175cmと物理的には改善すべきところがあるが、エンゴロ・カンテをモデルケースとしたら良いだろう。