アレックス・マイテン

選手紹介
名前アレックス・マイテン(Alex Mighten)
生年月日2002年4月11日
国籍/出身イングランドウェスト・ブリッジフォード)
身長171cm
ポジションWG
所属ノッティンガム・フォレスト

多彩なバリエーションで驚異となる森林のドリブラー

プレー動画          

経歴             

■2002-2020年(幼年期~ノッティンガム・フォレスト)

彼の生誕地はアメリカ合衆国北東部にあるウェストハートフォード(コネチカット州)とイギリス・ノッティンガムシャーのウェスト・ブリッジフォードという諸説があり、当サイトではイギリス生まれと記載するが、アメリカ合衆国との関係性があることは間違いないだろう(兄のデビッドはアメリカの大学チームに所属している)。彼の名付け親とされているのはノッティンガム・フォレストのレジェンドでありイングランド代表としても活躍したデ・ウォーカーであり、スタジアムから5分足らずの場所に住んでいた家族にとってノッティンガム・フォレストが生活の一部であった。

彼が最初にキャリアを始めたのはアーノルド・タウン(ノッティンガムシャー)という小さな地域クラブであり、現在のノッティンガム・フォレストに8歳で加入するまでの期間を同クラブにて過ごしていた。そして憧れのノッティンガム・フォレストの一員となった彼は、ユースカテゴリでも有数の存在として見られており、彼の親友であり最大のライバルでもあったアーヴィン・アッピアーがアルメリアに880万ユーロで移籍した際も、下部組織に彼がいたことで売却に応じたという評価を得ていたほどだ。

17歳となった2019/2020シーズンよりSabri Lamouchiが率いるメインチームに帯同するようになると、2019年9月に行われたアーセナルとのカラバオ・カップではデビューを飾っており、2019年12月にはノッティンガム・フォレストとのプロ契約を締結。プロ契約となってから最初に訪れたチェルシーとのFAカップにて初のスターティングメンバーに抜擢されると、同試合ではペナルティーエリア内でフィカヨ・トモリのファールを誘いPKを奪取(結果的にVARで取り消された)するなどフルタイムでプレーした17歳のパフォーマンスは称賛を浴びている。

その後、2020年2月にQRP戦にてチャンピオンシップ(イングランド2部)でのデビューも果たし、デビューイヤーの2019/2020シーズンは10試合(147分)に出場。翌2020/21シーズンは開幕節から途中出場などで出場機会を得ていたが、開幕4連敗を喫したことで指揮官がクリス・ヒュートンに代わると、早期で結果を求められたチームにおいて若い彼はリスキーであると判断されたため以降のリーグ戦12試合では出番を与えられなかった。それでもなお、2020年12月からは信頼を得られるようになり、第20節のミルウォール戦では初ゴールを記録。直近3試合ではすべてスターティングメンバーに名を連ねていることからも、本格的なブレイクは近いだろう。

代表歴            

アメリカ合衆国も選択できるとされているが、U15カテゴリから常にイングランドの世代別代表にてプレーしている。2019年9月にはイングランドU18でのデビュー戦となるオーストラリア戦でハットトリックを記録しており、既にイングランドU19にも招集されているなど見通しは明るい状況だ。

移籍の噂           

ノッティンガム・フォレストとは2025年6月末までの契約を更新(2020年8月に)しているため移籍については考えづらいが、夏の移籍市場で加入が間に合わなかったカミル・グロシツキを獲得する可能性が大きいため、1月からは出場機会が保証されない状況にもなるだろう。2018年5月には当時U23でプレーしていた彼に対してマンチェスター・ユナイテッドがチェックしていたことも明らかとなっているなど、若い逸材を欲しがる声も増えていくはずだ。

プレースタイル        

左利きのウィンガーであり、両サイドでの起用に応えることも可能なドリブラーだ。最大の武器は多人数を相手にしても奪われないドリブルスキルであり、縦横どちらでも突破できるバリエーションを持っているため、彼を止めるにはファールなしでは難しくさせている。守備の意識も高く献身性もあるため重宝される存在だが、パスとフィニッシュの精度に課題が残るため向上させる必要があるだろう。

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