アレックス・メンデス

選手紹介
名前アレックス・メンデス(Alex Méndez)
生年月日2000年9月6日
国籍/出身アメリカロサンゼルス)
身長178cm
ポジションCMF/AMF 
所属SCフライブルク

※アレクシス・メンデスとも表記される

アメリカの世代別代表を牽引する新世代の創造主 

プレー動画          

経歴             

■ 2000-2014年(幼年期~チーバスUSA)

メキシコ人の両親の下、アメリカ合衆国はロサンゼルスにて次男として生を受けた彼は、叔父のアルマンドに連れられて近所の公園でサッカーを始めると、5歳の頃より最初のサッカーチームに加入した経歴を持っている。程なくしてカリフォルニア州のカーソンを本拠地に構えるチーバスUSA(メキシコのチーバス・グアダラハラの姉妹クラブ)に加入し、ユーレシーズ・ラネスやエフライン・アルバレスらと一緒になってボールを追っていた。当時のチーバスUSAの育成担当ディレクターを務めていたSacha van der Most van Spijk氏は「彼は最初から非常に才能に優れていることは明らかった」だったと卓越した存在だったと述べている。そんな彼だが2014年シーズンを終えた後、チーバスUSAのMLSからの脱退および解散が告げられると、同地区のロサンゼルス・ギャラクシーのスカウティングの目に留まり、ユーレシーズ・ラネス、エフライン・アルバレスと共にロサンゼルス・ギャラクシーの一員となった(当時チーバスUSAのアカデミーコーチであるブライアン・クレイバン氏をそのままロサンゼルス・ギャラクシーで雇ったことで加入はスムーズだったとされている)

■ 2015-2018年(ロサンゼルス・ギャラクシー)

チームは変われど、チーバスUSAの頃から教えを受けていたコーチの下で伸び伸びと才能を伸ばし続けた彼は、2年後の2017年シーズンにはロサンゼルス・ギャラクシーⅡ(リザーブチーム)でのプレー機会を得るまでに成長を遂げていた。2017年8月3日に行なわれたUSLC(アメリカ2部リーグ)オレンジ・カウンティ戦で16歳ながらシニアデビューを飾ると、2017年シーズンはリザーブチームで6試合に出場。翌年もUSLCを戦い、昨年と同じ6試合の出場ながらシアトル・サウンダーズFCⅡ戦での1得点1アシストを記録するなど、1得点3アシストの成績を収めることとなった。

■ 2019年(SCフライブルク)

ロサンゼルス・ギャラクシーⅡでプレーをする傍ら、夏にドイツに渡りいくつかのクラブでトライアルを行なった彼は、そこでSCフライブルクとの正式契約にこぎつける。「フライブルクは本当に自分をよく扱ってくれて、もうフライブルクの一員であるかのように私に接してくれた」と加入の決め手となったエピソードを語ってくれた。ロサンゼルス・ギャラクシーのトップチームでのデビューを飾ることなく、年が明けた2019年からドイツに渡った彼は、現在フライブルクのU19チームの一員としてA-ユニオーレン・ブンデスリーガ(ドイツU19リーグ)でさらなる進化を目指している。

代表歴            

両親がメキシコ人であるため、メキシコを代表する資格も持っている彼だが、世代別代表としては生まれ育ったアメリカを選択している。アメリカU-17を経て、CONCACAF U-20チャンピオンシップ(U-20北中米選手権)に臨むアメリカU-20に名を連ねると、決勝戦では自身のルーツであるメキシコ代表を相手に2得点を挙げてアメリカU-20の優勝に大きく貢献。7試合で8得点6アシストの驚異的な成績は個人としてもゴールデンボール(大会MVP)に輝くなど高い評価を得ることとなっている。2019年5月からはポーランドで開催されるU-20ワールドカップでプレーすることが決まっているだけに、世界的な知名度を手にする可能性も充分に持っているだろう。

移籍の噂           

2019年冬からSCフライブルクに加入したばかりであるため、移籍は考えづらいものとなっている。友人であるユーレシーズ・ラネスも同じくドイツのヴォルフスブルクに加入することが決まっているだけに、多くの同世代のチームメイトが所属しているドイツを離れることは困難を極めるだろう。ただし、U-20ワールドカップでの活躍次第では思いもよらないクラブからのアプローチを受ける可能性もあると思われる。

プレースタイル        

幼い頃からバルセロナのファンとなり、イニエスタ、シャビ、ロナウジーニョがアイドルであった彼だが、自身のプレーにインスピレーションを与えている選手としては天才的なパスセンスの持ち主であったレアル・マドリードのグティを挙げるなど同じポジションでプレーする先人に敬意を示している。 そんなグティと同じレフティーである彼の左足は高い評価を得ており、左足から放たれるパス・シュートはもはや一級品と言えるだろう。本職はセントラルミッドフィールダーとして中盤を得意とするも、CONCACAF U-20チャンピオンシップでは1列ポジションを上げた位置での順応性を見せ、得点力も開花する兆しがあるなど底知れないポテンシャルを持っているはずだ。

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