名前 | アレクサンデル・ブクサ(Aleksander Buksa) |
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生年月日 | 2003年1月15日 |
国籍/出身 | ポーランド(クラクフ) |
身長 | 188cm |
ポジション | CF |
所属 | ヴィスワ・クラクフ |
兄の背中を追いかけるヴィスワ・クラクフの超逸材
プレー動画
経歴
■ 2003-2019年(幼年期~ヴィスワ・クラクフ)
ポーランド南部にある第3の都市クラクフに生まれた彼は、ポーランドA代表の招集歴もあるアダム・ブクサ(ポゴニ・シュチェチン所属)の弟として知られている。そんな7歳年上となる兄の背中を追うようにして地元のKS Bronowianka Krakówでキャリアを始めると、2012年よりAP21クラクフに加入。当時から既に成功を収めていた兄と比べられながらも、負けず劣らずのセンスで周囲を驚かせていた。
2014年より現在のヴィスワ・クラクフに移籍した彼は、U-13から順当なステップアップを果たし、アカデミーの優秀選手賞や数々のユース世代の大会で活躍を残すなどクラブでも有数の逸材として数えられている。15歳の誕生日から数週間後にクラブとの最初のプロ契約を締結すると、トップチームを率いる Maciej Stolarczyk は彼をトップチームに引き上げ経験を積ませていた。そして2019年3月にヴィスワ・クラクフU-19において16歳ながらデビューを果たすと、翌月に行われたエクストラクラサ(ポーランド1部)第31節のヴィスワ・プウォツク戦では念願のトップデビューを飾り、2018-19シーズンではトップチームで4試合に出場を果たすことになった。
2019-20シーズンに入っても指揮官からの評価は高く、出場時間は10分程度ではあるがスーパーサブとしての役割を与えられており、16歳の選手に対する期待は大きいものであった。こうした中、第6節のヤギエロニア・ビャウィストク戦で後半32分から投入されると、2点のリードを許していた展開で試合終了間際に豪快なシュートで一矢報いる初ゴールを記録。16歳と220日での得点はクラブの史上最年少記録となりファンの心に存在が刻まれている。シーズンはまだ序盤戦であることから、ここから得点を積み重ねる可能性も大きいだろう。
代表歴
ポーランドU12から世代別代表に招集されており、U15~U16を経て現在はポーランドU17でのプレーとなっている。
移籍の噂
ヴィスワ・クラクフとの契約期間は明らかとなっていない。以前、彼をよく知るマテウス・ストラルスキー氏は「アレクは思慮深い少年だ」と語っていることから合理的な視点を持ち、自身のキャリア形成についても慎重な姿勢を持つ選手だと推測される。
プレースタイル
188cmの長身を有した本格派の9番としての特徴を持つ選手であり、同じポジションを主戦場とする兄のアダム・ブクサやアルカディウシュ・ミリク、ズラタン・イブラヒモビッチからインスパイアを受けているという。彼はオフ・ザ・ボールの動きにも長け、自身の得点パターンに持っていくことを得意とし、またゴールに背を向けたプレーにも定評があるなど16歳ながら完成された選手だ。