名前 | アドリエン・トリュフェー(Adrien Truffert) |
---|---|
生年月日 | 2001年11月20日 |
国籍/出身 | フランス(リエージュ) |
身長 | 173cm |
ポジション | LSB/LWG |
所属 | スタッド・レンヌ |
※アドリエン・トリュフェートとも表記されるだろう
夢のようなデビューを飾ったレンヌの新鋭
プレー動画
経歴
■2001-2015年(幼年期~FCシャルトル)
フランス人の彼だが、生まれはベルギー東部のリエージュであり幼年期はベルギーにて過ごしていた。その後、ウール=エ=ロワール県のシャルトルに越す形でフランスに戻ると、地元のES Jouy Saint-Prestに加入。同クラブでは5歳から8歳までの約4年間を過ごしており、2010年からは地元を代表するFCシャルトルにて成長期の重要な期間を形成しながら評価を高めていた。
■2015-2021年(レンヌ)
14歳になった彼は、スタッド・レンヌの事前トレーニングに参加していた。当時はレンヌを含むいくつかのクラブから問い合わせを受けていたが、素晴らしいトレーニングセンターと学術面・人間性の部分でも成長できることを提示したレンヌに正式に加入することとなっている。
レンヌのユースではエドゥアルド・カマヴィンガやブランドン・ソピーらと共に黄金世代を築いており、U17とU19の両カテゴリでフランス国内チャンピオンに輝くなど彼がプロ契約を交わすのは当然の評価であった。ちなみにレンヌに移籍した初年度にソフィアン・ディオプから呼ばれたことがきっかけで彼のニックネームは「トリュフ」となっている。
2020年5月にレンヌとのプロ契約を締結した彼は、2020/21シーズンよりトップチームに昇格することが決定。開幕から数試合は左サイドバックの位置にフェトゥ・マウアサが君臨していたことで出場機会は限られていたが、そのマウアサが第4節のASモナコ戦の試合途中に負傷したことで急遽トップデビューを飾っている。これまでトップチームでの公式戦出場歴もなく、1点ビハインドの前半終了間際に投入されたことに少なからず不安を抱く声もあったなか、後半36分にスティーヴン・エンゾンジの同点弾をクロスからアシストすると、さらには後半ロスタイムに混戦のこぼれ球をミドルレンジから沈め逆転弾を記録する大車輪の活躍で夢のようなデビュー戦となった。
夢のようなデビュー戦から1週間後、その代償かのようにCOVID-19に感染する不運に見舞われたが、復帰後も出場機会を伸ばし続けておりレンヌでも欠かせない存在に成長している。
代表歴
17歳ながらフランスU18~U19に飛び級で選出されており、2019年11月に行われたU19欧州選手権予選のフェロー諸島戦では2得点を記録する活躍を残している。2020年11月にはフランスU21でのデビューも飾っており、徐々にレ・ブルーへの階段を駆け上がっているところだ。
移籍の噂
スタッド・レンヌとは2023年6月末までの契約を残しており、現在はデビューイヤーでのブレイクとなっているため具体的な移籍の噂は報じられていない。彼は幼い頃からリオネル・メッシを崇拝しており、FCバルセロナが好きと公言しているためバルセロナからの誘いは断れないだろう。
プレースタイル
左サイドバックを定位置としながらも、左サイドであればウィンガーまで幅広くプレーできる特徴を持っている。最大の特徴としては上下運動を苦としない無尽蔵のスタミナとスピードであり、左足から放たれる正確なクロスやモナコ戦で見せた思い切りの良いシュートなどやや攻撃的な面が評価されている存在だ。173cmと物理的な構造には不安を抱える部分があるも、それは本人も自覚してあることでありウェイトルームに通うなど改善を試みている。