オスカー・シュワータウ

選手紹介
名前オスカー・シュワータウ(Oscar Schwartau)
生年月日2006年5月17日
国籍/出身デンマーク(センゲルーセ)
身長186cm
ポジションCF/AMF
所属ブレンビーIF

※Oscarはオスカル、Schwartauはシュヴァルタウ、シュワルタウとも表記される

16歳ながらリーグを席巻するセンゲルーセの宝石

プレー動画

経歴

■2006-2018年(幼年期~FCロスキレ)

デンマーク・シェラン島のトストルプから北西3kmの距離にあるセンゲルーセ。人口は約1,500人程度という小さな町に彼は生まれ育っていた。地元の『センゲルーセGI』にて基本的な技術を学び、6歳からのプレスクールが始まる頃には隣町にある『フレング=ヘデフセン・フッボルト』にも身を置くようになっていたが、当時からその存在感は際立っていたという。例えば、2014年6月に行われたコニカミノルタ・カップ(U9)に出場すると、スコットランドの名門グラスゴー・レンジャーズのアカデミー組織らを相手に全勝での優勝を果たしており、その際に6試合で21ゴールの活躍で得点王に輝いたのが彼であった。

その後、最初のプロクラブとなる『FCロスキレ』に入団を果たしながら才能を磨くと、デンマーク国内の強豪クラブであるFCコペンハーゲンからのアプローチを彼は受けていた。しかし、コペンハーゲンの最大のライバルである『ブレンビーIF』からの誘いも受けると、彼は家族も含めてファンであったと語るブレンビーへの移籍を選択している。

■2018-2022年(ブレンビーIF)

ブレンビーに加入すると、COVID-19による中断から再開を迎えた時期からU17カテゴリに組み込まれており、14歳にしてチームの最前線に君臨する彼はクラブ内においても特別な存在であった。そのため、2021年5月には15歳になると同時に最初の契約に署名するとしてブレンビーでのキャリアが約束されると、数ヶ月後には数々の若手の登竜門となっているRBザルツブルク(オーストリア)のトレーニングにも参加する機会も与えられたという。

ザルツブルクに移籍する可能性もあったが、小さな頃からの夢であったブレンビーに残ることを決断しており、プロ契約が可能となる16歳の誕生日には新たな契約を締結。プロとしてのキャリアを歩み始めると、2022年7月に行われたデンマーク・スーペルリーガ(デンマーク1部)の開幕戦となるオーフスGF戦でいきなりのスターティングメンバーに名を連ね、16歳2ヶ月でのデビューはイェッペ・ケアールーニー・バルドグジ、ケネト・ゾホレに次いでリーグ史上4番目の若さとなっている。

2022年8月のオーデンセBK戦ではボックスの外から振り向きざまのシュートで初ゴールを奪うと、出場記録と同様にリーグ史上2番目に若い記録を樹立。その後も出場試合数を伸ばしていきながら11月時点で15試合3得点と16歳ながらファーストリーグで躍動中だ。

代表歴

2021年9月に15歳でデンマークU16に選出されると、1年後の現在では16歳にしてデンマークU17とU19の両方でプレーするまでにステージを上げている。

移籍の噂

ブレンビーIFとは最初のプロ契約にて2025年6月末までの契約を交わしており、移籍には相応の金額が要求される見通しだ。直近ではイェスパー・リンドストロームを700万ユーロで売却するなど、1000万ユーロ以内が妥当な移籍金だろう。移籍先については若手の発掘に定評のあるRBザルツブルクが有力と考えられる。

プレースタイル

16歳で186cmの長身を持つ彼は、本格派のストライカーとしての一面だけでなくトップ下でチャンスメイクを行うようなことができる選手だ。長身ながら足下のテクニックに優れており、ボックス付近ではトラップからシュートまで軽やかに実行するフィニッシュワークは得意している形の一つだ。また、右利きながら逆足でのプレー精度も高いなど、どこからでもゴールを狙える柔軟性は今後の伸びしろを支えている。これらを16歳で見せていることからも彼のポテンシャルが底知れないことを感じさせるだろう。

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