名前 | サイド・バルデ(Saido Balde) |
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生年月日 | 2008年6月17日 |
国籍/出身 | ポルトガル/ギニアビサウ |
身長 | 179cm |
ポジション | WG |
所属 | ハンブルガーSV |
※Saidoはサイード、サイドゥとも表記されるだろう
飛び級でのプレーが定着しているHSVの才能
プレー動画
経歴
■ルーツ・家族構成に関する推察
現時点で幼少期に関する情報は皆無に等しい状況であるが、ギニアビサウにルーツを持った少年であり、ポルトガルの旧植民地であった関係からポルトガルの市民権も保有しているとされている。家族構成についても不透明な部分が多く、この年齢でポルトガルないしギニアビサウからドイツに住んでいることを考えると、先にドイツでプレーしているような兄弟・親戚の存在が考えられる。
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当初は2005年生まれで同じくハンブルガーSVの下部組織でプレーしているファビオ・バルデ、サンバ・バルデのどちらかとの兄弟関係があるのかと思われていたが、彼自身の投稿でファミリー(ここでのファミリーが血縁関係を表していない可能性もある)として、彼を除いた3名と一緒に写っていることが確認できる。
そのなかでも興味深いのがブライマ・バルデ(1995年生)であり、彼は同じくギニアビサウにルーツを持っているアンス・ファティの従兄弟としても知られているため、ブライマ・バルデと彼が血縁関係にあるのであれば、アンス・ファティとも親戚にあたることが考えられる(しかし、SNS上でフォローしていない)。
■2008-2022年(幼年期~ハンブルガーSV)
キャリアについて話を戻すと、2018年まではハンブルクに拠点を構える『SCシュテルンシャンツェ』に所属していたとされており、同じ地域を代表するハンブルガーSVによって才能を引き上げられた形となっている。
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数年後には、年齢以上に完成されていたことから、13歳となった2021/22シーズンでは4歳上のカテゴリとなるハンブルガーU17に昇格。B-ユニオーレン・ブンデスリーガ(U17)でのデビュー戦となったコットブスU17を相手にいきなりのアシストを記録すると、終わってみれば9試合で4得点3アシストという13歳としては出来すぎな結果となっていた。
ユスファ・ムココに代表されるように、ドイツのユースカテゴリではこうした事例が度々見られるため、彼もまた新たなムココとして注目を集めていた。2022/23シーズン時点では14歳であるため、リーグ規定の関係から15歳になるまでU19カテゴリでプレーすることが出来ず、もう1シーズンはU17カテゴリに留まることを余儀なくされるも、開幕から5試合で3得点1アシストと変わらぬ活躍で来季からの飛躍に早くも期待感を持たせているところだ。
代表歴
彼が自身のInstagramにて国旗を使用しているポルトガルとギニアビサウのいずれかでプレーすると思われていたが、2022年8月にドイツU15のトレーニングキャンプに招集されたことにより、ドイツ代表としてのキャリアを歩むことを考えているのではないかと推察されている。才能の確保に各国の協会は奔走する見通しだ。
移籍の噂
13歳でU17カテゴリで結果を残していた事実が主要メディア上で取り上げられ始めると、2022年4月頃に最初の移籍報道としてパリ・サンジェルマン(フランス)、ベンフィカ(ポルトガル)、ドルトムント(ドイツ)の名前が挙がるようになっている。特にベンフィカについてはレジェンドのルイ・コスタとの話し合いが行われるという具体性も含まれるなど積極性が感じられていた。
移籍について報じられるようになったキッカケとしては、前述のU19カテゴリでプレーするための年齢規定があることによるものであり、もう1年はU17カテゴリでプレーする必要性を解消したいというアプローチとなっている。最初の報道ということもあり、自身のInstagram上のストーリーでも引用するなど『匂わせ』に近いような若い少年らしい行動も見せていたが、結果的に残留を現時点では決断している。
プレースタイル
右ウィングまたは右サイドハーフを主戦場とするアタッカーであり、速さを構成する「スピード」「アジリティ」「クイックネス」に長けた存在だ。179cmと表記されるように身体的な成長も早く、こうしたフィジカルとSAQの高い身体能力が飛び級でのプレーを可能とさせている。これらの要素にコースを的確に捉えるシュートセンスで得点も奪えるのも彼の強みだろう。
U17カテゴリでは対複数人を相手にも苦としない卓越した突破力でサイドを切り裂き、非凡なパスセンスでのラストパスも得意とするほか、多くのトレーナーとの関係性を構築しながらパーソナルトレーニングに励むなど、キャリア形成における道を外さないための環境が周囲に出来上がっている。