名前 | アーメル・ベラ=コチャプ(Armel Bella Kotchap) |
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生年月日 | 2001年12月11日 |
国籍/出身 | ドイツ(パリ) |
身長 | 190cm |
ポジション | CB |
所属 | VfLボーフム |
※アルメル・ベラ・コチャプとも表記される
2部首位のボーフムを支える伸び盛りのセンターバック
プレー動画
経歴
■2001-2017年(幼年期~デュイスブルク)
父は元カメルーン代表のシリル・フロレント・ベラであり、出生地はフランスのパリであった。しかしながらフランスでは育っておらず、彼の故郷はドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州アーヘンだ。こうして4歳から当時の父が所属していたロート・ヴァイス・アーレンのアカデミーにてキャリアを始めると、マルコ・ロイスやケヴィン・グロスクロイツがプロデビューを飾った同クラブにて2009年までの4年間を過ごしている。
その後は多くのクラブを転々とする少年期を過ごしており、SCグリムリングハウゼン(2009-2012)、ボルシア・メンヒェングラートバッハ(2012-2015)、SGウンターラート(2015-2016)、MSVデュイスブルク(2016-2017)を経て、15歳であった2017年夏から現在のVfLボーフムの下部組織に加入した。
■2017-2021年(ボーフム)
加入初年度となる2017/18シーズンはボーフムU17に登録され、B-ユニオーレン・ブンデスリーガ(ドイツU17リーグ)では開幕戦からゲームキャプテンを任されるなど24試合に出場。これらの評価から翌2018/19シーズンよりボーフムU19に昇格することが決まり、16歳の彼の姿はA-ユニオーレン・ブンデスリーガ(ドイツU19リーグ)でも主力に定着しながら、シーズン終盤の2019年4月28日には2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)第31節のFCエルツゲビルゲ・アウエ戦にてトップデビューも果たしている。
2019/20シーズンは正式にトップチームに昇格しているが、当初は指揮官もスターティングメンバーで起用できるほどのレベルにはないと慎重な姿勢を見せていた。しかし、DFBポカール(ドイツカップ)2回戦でバイエルン・ミュンヘンを相手に先制点を試合終了間際まで守っていた(※マッチアップはニャブリとレヴァンドフスキ、最終的に決定機をハンドで阻止したため退場)ことが評価され、次戦から5試合連続でフル出場をするなど出場機会を度々与えられていた。水面下での評価を伸ばしていた彼だが、2020/21シーズンはさらにピックアップされるようになり、新加入のヴァシリオス・ランプロプロスが負傷したことも重なったことで、第8節以降の試合では全試合でのフル出場起用を受けている。
代表歴
2018年11月にドイツU18でのデビューを機に世代別代表のキャリアをドイツにて歩んでいる。2020年10月にはスイスとの親善試合にてドイツU20のキャップも飾るなど、ドイツを選択することが濃厚であるが、彼は出生地のフランスとルーツであるカメルーンも代表できるそうだ。
移籍の噂
2020年冬には移籍の噂も盛んに報じられ、主にチェルシーを中心としたイングランドのクラブからの関心が熱かった。現在は収まっており、ボーフムとも2024年6月末までの契約を残しているため残留の線が濃厚だろう。また、ボーフムがドイツ2部の首位につけていることもあり、このまま昇格を果たすことができるならボーフムに忠誠を誓うべきだ。なお、獲得には約600万ユーロが必要とのことだ。
プレースタイル
190cmの体格を活かした粘り強い守備を中心とした対人戦に定評があり、右利きながらも両足を遜色ない精度で扱える特徴を持っている。相手フォワードにボールが到達する前に奪取することを得意するボールへの執着心の高さが、190cmの巨体を合わさり非常に驚異的な存在感を見せる。ボールを奪ってからも精度の高いロングフィードで得点機会を演出しており、年齢面を踏まえると伸び代を十分に感じさせるだろう。一部では彼をヨナタン・ターに重ねる声も聞こえる。