名前 | ルシャレル・ヘールトロイダ(Lutsharel Geertruida) |
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生年月日 | 2000年7月18日 |
国籍/出身 | オランダ(ロッテルダム) |
身長 | 184cm |
ポジション | SB/CB/DMF |
所属 | フェイエノールト |
※ルチャレル・ヘールトライダとも表記される
ユーティリティ性に秀でたオランダの俊英
プレー動画
経歴
■2000-2012年(幼年期~スパルタ・ロッテルダム)
オランダ王国の構成国であるキュラソーにルーツを持つ彼は、オランダ本国の南部に位置するロッテルダムにて生を受けている。地元のオーフェルマース・ロッテルダムにてキャリアを始めると、スパルタン’20での3年間を経て、ロッテルダムを代表するクラブの一つであるスパルタ・ロッテルダムに9歳で加入した。
■2012-2020年(フェイエノールト)
2012年より現在のフェイエノールトに加入。同クラブのホームスタジアムであるデ・カイプ(De Kuip)の近くで生まれ育ったこともあり彼にとっては憧れのクラブでのプレーが始まっている。2016年4月に15歳でO17(17歳未満)でのデビューを飾り、2016/17シーズンは不動のセンターバックとしてチームを牽引していた。これらの活躍が評価され、2017/18シーズンからはO19(19歳未満)とO21(21歳未満)にてプレー機会を与えられており、シーズン中盤の2017年10月にはKNVBカップ2回戦となるAVVスヴィフト戦(ちなみにスヴィフトは1回戦で前回王者のフィテッセを破るジャイアントキリングを見せていた)にてトップデビューを飾るなどユースセクターで大きな評価を高めたシーズンとなっている。
彼が本格的にトップチームでの出場機会を得られるようになったのは2019/20シーズンのことであり、その夏の市場にて二人のサイドバックをレンタルに出したことで右サイドバックの頭数が足りなかったため彼に白羽の矢が立っていた。実績もあるリック・カルスドルプ(ASローマからの期限付き)とポジションを争いを繰り広げながらもリーグ戦10試合でのフル出場を飾り、シーズンを通してトップチームでは26試合に出場している。
2020/21シーズンからは再び本職であるセンターバックとしての出場機会も増え、第3節のADOデン・ハーグ戦ではプロ初ゴールを記録。試合ごとに異なるポジションで起用されるシーンがありながらも昨季より序列を挙げているためブレイクが期待されるところだ。
シーズン | 所属 | 成績 |
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-2007 | オーフェルマース・ロッテルダム | |
2007/2009 | スパルタン’20 | |
2009/2012 | スパルタ・ロッテルダム | |
2012- | フェイエノールト | 44試合/4得点 |
※2020年12月5日現在
代表歴
オランダU16から常に世代別代表でプレーしているエリートであり、U17欧州選手権(2017)では全試合にフル出場するなどタイトルは奪えなかったがチームの中心選手として躍動した。2018年からはオランダU19でもプレーしている。
多くの見方としては彼がこのままオランダ代表としてプレーすることが予想されているが、ルーツとなるキュラソーの代表監督にフース・ヒディンク氏が就任したことによって、多くのオランダ人がキュラソー代表としてプレーするのではという話題のなかの一人に彼の名前が挙げられている。ただ、ユルゲン・ロカディア(現:FCシンシナティ)といったオランダ代表では出場歴のない中堅選手に対してのアプローチをかけているため、若手に位置づけられる20歳の彼が選択することについては疑問視する声も多い。
移籍の噂
フェイエノールトとは2022年6月末までの契約期間を残しており、具体的な移籍についても報じられていないため今季は残留の線が濃厚だろう。
プレースタイル
様々なポジションでプレー可能なユーティリティ性に優れた右利きのディフェンダーであり、基本的にはセンターバックまたは右サイドバックを本職としている。センターバックとしては高い身体能力を中心に体の使い方が上手く、積極的なビルドアップによって1~2枚目までのディフェンスラインを簡単に通過させることも得意としている。
全体的にオフェンス意識が高いこともあり、セットプレーや流れからのこぼれ球から果敢にゴールを狙うことや、サイドバックとしては積極的な攻撃参加で厚みを加えるなど攻撃的なチームにはうってつけの人材だ。