名前 | ダリル・ダイク(Daryl Dike) |
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生年月日 | 2000年6月3日 |
国籍/出身 | アメリカ(エドモンド) |
身長 | 187cm |
ポジション | CF |
所属 | オーランド・シティ |
※ダリル・ディケ、ダリル・ディーケ、ダリル・デイケとも表記されるだろう
学生サッカーで名を馳せたMLSのモンスタールーキー
プレー動画
経歴
■2000-2018年(幼年期~OKCエナジーFC)
ナイジェリア系アメリカ人の彼は5人兄弟の末っ子としてアメリカ合衆国オクラホマ州のエドモンドに生まれている。兄のブライト・ダイク(1987年生)はナイジェリア代表歴も持っている元サッカー選手であり、姉のコートニー・ダイク(1995年生)も女子ナイジェリア代表としてプレーするなど兄や姉の影響もありサッカーを身近に感じる家庭であった。
兄に憧れ4歳でサッカーを始めると、彼もまた才能が傑出しており地元のオクラホマFCでプレーしていた際には、14歳ながら6フィート(182cm)を武器に相手チームを圧倒していたという。そして高校生となった彼はエドモンド・ノース・ハイスクールに進学し、2年生になる頃には主将としてチームを牽引し、オクラホマ州の高校選手権では70得点を記録。チームのリーグ優勝にも貢献し、2018年にはオクラホマ州の高校生世代における最優秀選手賞に輝くなど特出した存在となっていた。
また、2018年は大学に進学する前にUSL2(アメリカ4部 ※非公式)に参戦しており、OKCエナジーFCのU23カテゴリにて4試合/3得点の成績を残している。
■2018-2019年(バージニア・キャバリアーズ)
アメリカ国内で最も大学サッカーのエリートプログラムとして知られるバージニア大学に進学した彼は、大学サッカーの最高峰であるNCAAディビジョンⅠ(D-1)でのプレーが始まり、バージニア・キャバリアーズの一員となっていた。当初はサブであったがシーズンが始まり1ヶ月後にはレギュラーポジションを確立し、13試合5得点5アシストの成績で初年度を終えている。2年次にはD-1で10得点8アシストを記録し、最終的にPK戦の末にタイトルは逃すも、個人としてはD-1で最優秀選手賞にも輝くなどアメリカを代表する大学プレーヤーの一人として脚光を浴びている。
■2020年(オーランド・シティ)
2020年1月、2020シーズンに向けたMLSスーパードラフトの1巡目(全体5位指名)でオーランド・シティと契約。2020年7月に行われたMLSイズ・バック・トーナメントのモントリオール・インパクト戦にてデビューを飾り、2020年8月に再開したMLS(アメリカ1部)ではデビュー2試合で3得点を記録し周囲を驚かせた。そして、ここまでのリーグ戦17試合で8得点を奪う活躍でルーキーイヤーながら鮮烈な印象を与えている。
シーズン | 所属 | 成績 |
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2013/2015 | オクラホマFC | |
2016/2018 | エドモンド・ノース・ハイスクール(高校) | |
2018 | OKCエナジーFC(4部) | 4試合/3得点 |
2018/2019 | バージニア・キャバリアーズ(大学) | 36試合/15得点 |
2020- | オーランド・シティ | 22試合/8得点 |
※2020年12月1日現在
代表歴
2020年11月30日、12月9日のエルサルバドル戦に向けたアメリカA代表のトレーニングキャンプに初招集を受けており、兄らが選択したナイジェリアではなくアメリカを選択する可能性が高まっている。
移籍の噂
現時点で具体的なクラブ名は報じられないが、ヨーロッパに進出する可能性も高いだろう。
プレースタイル
圧倒的な個の力を有したフォワードであり、エリア内での絶対的強さによってゴールを量産するモンスターストライカーだ。ポストプレーヤーとしても優秀であり、受ける位置に応じてファールを誘いながら、時には倒れることなくフィニッシュまで持ち込みなどクレバーな一面も備えている。彼のスピードとパワーがあればヨーロッパでも通用することを感じさせるため、イングランドやドイツはプレースタイルにも適しているはずだ。