名前 | アンドレア・パペッティ(Andrea Papetti) |
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生年月日 | 2002年7月3日 |
国籍/出身 | イタリア(チェルヌスコ・スル・ナヴィーリオ) |
身長 | 186cm |
ポジション | CB |
所属 | ブレシア・カルチョ |
ブレシアで新たな道を歩む元インテルの大器
プレー動画
経歴
■2002-2016年(幼年期~インテル)
イタリア・ロンバルディア州のチェルヌスコ・スル・ナヴィーリオに生まれた彼は、幼少期をインテルの下部組織にて過ごしていたことで知られている。彼を含め、インテルの2002年世代はクラブ内でも屈指の黄金世代として数えられており、トップチームでも得点を記録したセバスティアーノ・エスポジトや、イタリアの世代別代表で不動のセンターバックとして君臨しているロレンツォ・ピロラなどに代表されるような才能が集結していた。
こうした世代において、彼自身も優れた素質を持っている選手として期待されていたが、厚い選手層での競争に敗れたことで2016年にインテルを退団した経歴を持っている。
■2016-2020年(ブレシア・カルチョ)
ブレシアに加入してからの2年間で身体的な成長もあり逞しいフィジカルへの成長を遂げると、2018/2019シーズンにはブレシアU17とブレシア・プリマヴェーラ(U19)の両方で中心選手として活躍。これらの活躍から当時エウジェニオ・コリーニが率いるトップチームのトレーニングにも参加するようになっていた。彼のトップチームデビューは当面先の事象と思われていたが、ジョン・チャンセジョール、ダニエレ・ガスタルデッロの離脱にアンドレア・チスターナも続いたことで、3名のセンターバックが負傷したトップチームに急遽引き上げられている。
2020年3月9日、セリエA・第26節のUSサッスオーロ戦のスターティングメンバーに名を連ねた彼は、フル出場にてトップデビューを飾っている。ただ、同試合ではトップリーグのレベル差に苦戦を強いられ、3失点を許すなどほろ苦いデビュー戦となった。翌節からは新型コロナウイルス感染症によりリーグが中断となるも、2020年6月22日に再開を迎えた第27節のフィオレンティーナ戦で再びフル出場を果たし、安定したパフォーマンスにて評価を上昇させている。以降の試合でも起用されることは既定路線にあるため、降格の最有力候補となるブレシアを残留に導けるのかに注目だ。
代表歴
イタリアの世代別代表での出場歴は持っていない。
移籍の噂
ブレシアとはプロ契約の締結記述や具体的な契約期間は明らかとなっていない。シーズン終盤にかけて出場を重ねると予想されていることもあり、市場価値も自ずと上がることだろう。ただ、ブレシアがセリエBに降格することで彼の出場機会が保証されるのであれば残留も今後のために良い判断だと言える。
プレースタイル
右利きのセンターバックであり、186cmのフィジカルを武器に空中戦などの対人戦に強いところを見せている。17歳ながら90分間を通して集中力は途切れず、大きなプレッシャー下でも冷静な判断で守備に安定感をもたらす存在だ。長い手足のリーチで積極的なボール奪取も得意とする一方、そのフィジカルには数段階の強化も必要だろう。試合経験を重ねていくことでイタリアを代表するセンターバックになることも夢ではない。