名前 | エウジェニオ・ピッツート(Eugenio Pizzuto) |
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生年月日 | 2002年5月13日 |
国籍/出身 | メキシコ(サン・ルイス・ポトシ) |
身長 | 179cm |
ポジション | DMF |
所属 | CFパチューカ |
国際舞台で高い評価を得たニュージーランド経由の宝石
プレー動画
経歴
■ 2002-2019年(幼年期~パチューカ)
メキシコ中部の都市、サン・ルイス・ポトシに生まれた彼は、名前に見られるようにイタリアにルーツを持っている選手だ。そんな彼はチェルシーと提携しているアジア・パシフィック・フットボール・アカデミー(通称:APFA)がメキシコのモンクローバで実施したトライアルに参加し、150人が挑む中で1週間のテストを経て、兄のギジェルモと共にメキシコからニュージーランドに渡った珍しいキャリアを歩んでいる。12歳でニュージーランドにやってきているため、本来であればFIFAの規制により公式戦には出場できないが、APFAはクラブではないスクールであるため親善試合などでゲームの経験を積んできたという。
その後、ニュージーランドのウェリントンにあるスコッツ大学に入学し、ウェリントン・フェニックスFCのユースにも所属したが、将来的にAリーグ(オーストラリア1部)で外国人としてプレーするのは困難であることを知っていたため、2017年より故郷のメキシコのクラブであるCFパチューカへと移籍することとなっている。パチューカではU15を経て、U17でプレーしており今後のトップチーム昇格も期待される存在だ。
代表歴
メキシコU15を経て、2019年5月のCONCACAF U-17選手権ではチームの大会4連覇となる優勝に貢献し大会ベストイレブンにも選出されると、2019年10月から開幕したU-17ワールドカップではチームの主将としてメキシコU17に招集されている。同大会では出場停止となったイタリア戦を除く6試合に出場しており、一時はグループラウンドで3位と突破も危ぶまれるも、3位グループで突破を決めた後の決勝トーナメントではブラジルとの決勝で敗れるも、チームを準優勝に導いている。また、個人としてもブロンズボールを受賞し高い評価を得た。
U-17ワールドカップの前には、タタ・マルティーノが率いるメキシコのフル代表にも招集され、CONCACAF選手権に向けたトレーニングに帯同するなど、同世代ではヘスス・ゴメスとの2名のみが招集されていることもあり、この世代の筆頭株であることを証明している。
移籍の噂
パチューカとの契約期間は明らかとなっておらず、具体的な移籍の噂も報じられていない。ただ、世代別代表での活躍から国外への移籍も浮上してくるだろう。また、幼少期にニュージーランドで過ごした経歴もあることから英語圏でのプレーも問題ないことが期待できる。
プレースタイル
中盤の位置を本職とする左利きのクラッキであり、広いビジョンとその精確な展開力でチームに違いを与えることの出来る存在だ。そのテクニックやハイパフォーマンスだけではなく、守備の面でも17歳とは思えない落ち着き払ったプレーは他を凌駕するものを持っていると言えるだろう。こうした賢明さからチームキャプテンも任されており、彼の存在感の大きさはU17ワールドカップでも際立つなどメキシコでも有数の逸材であることは間違いない。国内ではラファエル・マルケスの再来であるような評価も得ている。