名前 | レバン・カラバジェ(Levan Kharabadze) |
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生年月日 | 2000年1月26日 |
国籍/出身 | ジョージア(クタイシ) |
身長 | 185cm |
ポジション | LSB |
所属 | ディナモ・トビリシ → FCチューリッヒ(on loan) |
※レヴァン・カラバジェとも表記される
スイスの舞台で急激に評価を高めるジョージア屈指の逸材
プレー動画
経歴
■ 2000-2014年(幼年期~トルペド・クタイシ)
ジョージア第2の都市であるクタイシに生まれた彼は、そのクタイシでサッカーを始めており、2011年からFCトルペド・クタイシのアカデミーに加入をしている。トルペド・クタイシでは彼の最初のコーチであるDato Chkaberidze氏とTengo Kinadze氏によって教えを受け、その才能を伸ばしていた。すると、彼の存在が国内屈指の強豪クラブであるFCディナモ・トビリシによって知られると、彼はディナモ・トビリシからオファーを受けたことで2014年よりディナモに移籍することを決断している。
■ 2014-2018年(ディナモ・トビリシ)
トルペド・クタイシでは前線の左ウィングとしてプレイしていた彼だが、ディナモ・トビリシに加入後は現在の左サイドバックの位置にコンバートを受けている。16-17シーズンからU19チームに所属しているが、既にトップチームのトレーニングにも帯同しており、実際に2017年9月にはリーグ戦でベンチ入りを果たす。16-17シーズンはデビューに至らなかったが、翌17-18シーズンには開幕節となるメタルルギ・ルスタヴィ戦でトップデビューを飾り、直ぐ様チームの中心選手に定着。シーズンを通して31試合に出場し、4得点5アシストの成績を収めたことでジョージア国内でも有数の若手選手として数えられるようになった。
■ 2019年(FCチューリッヒ)
こうしたデビューイヤーながら鮮烈な印象を残していた彼に対して、スイスのFCチューリッヒが関心を示すと、2019年1月に1年半のローン契約を締結したことが発表された。2018年12月にディナモ・トビリシでのシーズンを終えた彼は、約1ヶ月のオフを経て、2019年2月6日のスイス・スーパーリーグ(スイス1部リーグ)第19節のFCザンクト・ガレン戦でデビューを飾り、同試合では初アシストも記録。途中加入ながらFCチューリッヒに欠かせない存在感を出しており、残り1年間のレンタル期間も大きく活躍することが予想されている。
代表歴
2015年から15歳でジョージアU17に選出されており、飛び級ながらチームを牽引。その1年後には16歳ながらジョージアU19でプレーしており、2018年6月にはマルタとルクセンブルクとの親善試合に臨むフル代表に招集されるなど小国ならではのステップアップを果たしている。2018年6月ではデビューに至らなかったが、再び招集を受けた2019年3月のアイルランドとの一戦にて念願のフル代表デビューとなった。
移籍の噂
2019年1月から期限付きで加入しているFCチューリッヒとは、2020年6月末までの移籍期間を残している。また、この期限付き移籍には買い取りオプションも付いているため、このパフォーマンスを維持すれば完全移籍が目前だろう。しかし、FCチューリッヒに買い取られる前に他の魅力的なクラブからも関心を集めるはずだ。憧れのリーグはスペインのリーガ・エスパニョーラと語っている。
プレースタイル
左サイドバックを本職とし、持ち前のスピード・テクニック・クロスの質に定評のある選手だ。ブラジル代表のマルセロが好きだと語り、彼を参考にもしているという。また、トルペド・クタイシ在籍時にウィンガーとして培った経験も彼にとっては今のプレースタイルを構築しているとも語った。攻撃的な一面が取りざたされる一方、サイドバックとしては恵まれた体格とも言える185cmのフィジカルを武器に、対人戦での強さも発揮されているなど希少価値の高い選手として今後は争奪戦が繰り広げられそうだ。