名前 | シェイク・ドゥクレ(Cheick Doucouré) |
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生年月日 | 2000年1月8日 |
国籍/出身 | マリ(バマコ) |
身長 | 180cm |
ポジション | DMF |
所属 | RCランス |
育成の名門にて次なる輩出選手となるマリのモンスター
プレー動画
経歴
■ 2000-2018年(幼年期~ASレアル・バマコ)
マリの首都バマコにて生まれた彼だが、あまり裕福な家庭ではなかったため両親が職探しをするためにコートジボワールに移住し、コートジボワールの首都アビジャンで育った経歴を持っている。彼には5人の兄弟がいるが、すべて異母兄弟という特殊な家系であったが、アビジャンでは幸せな幼年期を過ごしていたと語り、8歳の頃より近所少年たちに混じってサッカーを始めた。父がサッカー選手であったこともあり、サッカーの才能が彼にも受け継がれると、10歳にしてサッカーで食べていくことを父に報告。いくつかのトレーニングセンターに参加する機会を得て、週に3日の練習に励んでいた。
母国に戻った彼はマリのJean-Marc Guillou Academy(JMGアカデミー)に加入。JMGアカデミーには7年間在籍した後、さらなるステップアップになるようセレクションに参加する日々であった。16歳となる頃、ガーナのアカデミーにも合格していた彼であったが、最後に受けたセレクションにて首都バマコを本拠地とするASレアル・バマコに晴れて入団を果たしている。
■ 2018-2019年(RCランス)
マリのU17として臨んだ、FIFAU-17ワールドカップに出場している間に、RCランスのアカデミーディレクターであるフレデリック・マーティン氏が彼に話を持ちかけると、育成の名門として知られているRCランスの名前は彼が育ってきたコートジボワールでも有名であったことから彼は夢のために移籍を決断。2018年1月よりRCランスのU-19に加わると、翌年にはトップチームに昇格を果たし、2018-19シーズンの開幕戦となるUSオルレアン・ロワレ戦にてトップデビューを飾った。その後は守備的なミッドフィールダーとしてチームの主力選手に定着し、シーズンを通して32試合に出場するなどリーグ・ドゥ(フランス2部リーグ)において有意義なシーズンとなった。
代表歴
2017年、マリのU-17に招集を受けた彼は、2017年U-17アフリカネーションズカップで優勝を経験。同大会では出場機会がなかったが、続くFIFAU-17ワールドカップでは途中出場が多いながらも全試合に出場し、4位の成績で終えている。2018年10月にはアフリカネーションズカップ予選にてマリのフル代表に初招集を受け、ガボン代表との試合にてフル代表デビューも飾るなど、マリの未来を担う選手の一人として注目を浴びている。
移籍の噂
リーグ・ドゥで確かな存在感を放っていた彼が、次なるステップアップに近づいていることは既定路線であり、多くのクラブが関心を示している。La Voix des Sportsによると、ニースとレンヌが獲得に近いとされており、リーグ・アンへの個人昇格となりそうだ。彼の将来的な夢はチャンピオンズリーグ、アフリカネーションズカップ、そしてマリでワールドカップに出場したいと語るなど、常に高いレベルでのプレーを臨んでいる。
プレースタイル
アンカーおよび守備的なミッドフィールダーを本職とする彼は、オールラウンダーなバラエティに富んだ選手であり、ボールを刈り取るタックル・素早いケア・そして優れたテクニックとパスセンスを併せ持っている。高い足下のスキルからボールを前に運ぶことのできる推進力を持つなど、ゲームを組み立てる役割もお手の物だ。