名前 | フェルナンド・オベラール(Fernando Ovelar) |
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生年月日 | 2004年1月6日 |
国籍/出身 | パラグアイ(アスンシオン) |
身長 | 173cm |
ポジション | CF |
所属 | セロ・ポルテーニョ |
パラグアイの新たな歴史に名を刻んだ14歳のワンダーキッド
プレー動画
経歴
2004-2018年(幼年期~セロ・ポルテーニョ)
彼の祖父は1970年代~1980年代にかけてセロ・ポルテーニョやグアラニーなどで活躍したジェロニモ・オベラールであり、1979年のコパ・アメリカの優勝に貢献した元パラグアイ代表の選手だ。彼に関する情報としては祖父の存在以外、明らかにされておらずクラブとしても14歳の少年のプライバシーを保護すべくコメントはすべて拒否の姿勢を見せている。そのため、いつ頃からセロ・ポルテーニョでプレーをしたのかも定かではない。トップチームでのデビューを飾る数週間前まではセロ・ポルテーニョのU-15チームでプレーをしていた彼だが、2018年10月28日に開催されたCAトレス・デ・フェブレロとの試合で14歳でデビューを飾ると、同年11月4日の最大のライバルクラブであるオリンピア・アスンシオンとの最古とも言われる”スーペル・クラシコ”に出場した彼は、前半16分に先制点となるゴールを記録。その14歳9ヶ月27日で決めたゴールはパラグアイリーグにおける史上最年少得点記録であり、この偉業に対して世界中のメディアが報じられその存在が知れ渡った。現在、パラグアイリーグのルールとして各試合に19歳以下の選手を最低1名は出場させなければならないため、このようなケースが生まれたものであり、14歳ながら今現在も出場を重ね続けている。
代表歴
不明。14歳のため、これから飛び級で代表としてのキャリアを駆け上がる見通しだ。
移籍の噂
前述のように「歴史的な一戦で得点を決めた14歳の選手」として注目を集めたため、マンチェスター・シティが関心を示したという噂も報じられたが真相は定かではない。南米では時折、彼のような少年の出現が見られており、2009年には横浜マリノスでもプレーをしていたフリオ・セサル・バルディビエソが息子のマウリシオ・バルディビエソをわずか12歳でデビューさせたのは記憶に新しいだろう。FIFAのルール上、特別な事情が認められない限り国外への移籍が認められるのは18歳となるため、2019年1月にようやく15歳の誕生日を迎える彼としてはまだ3年間の期限を持つこととなる。この14歳の少年を保護することがセロ・ポルテーニョとしての義務であり、プレッシャーに潰されないようケアしていけるのかが重要だ。
プレースタイル
具体的なスタイルは不明だが、その記録的なゴールを見るに嗅覚に優れたタイプのストライカーだろう。スーペル・クラシコという夢の舞台で、裏への抜け出しから1vs1の状況になったシーンにおいて、あれだけ落ち着きのあるフィニッシュを決めたことで既にその精神力は評価されるべきだろう。15歳で同じくセロ・ポルテーニョでプロデビューを飾り、2016年にレアル・マドリードへ引き抜かれたセルヒオ・ディアスとも比較されそうな選手だ。