名前 | メルト・ムルドゥル(Mert Müldür) |
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生年月日 | 1999年4月3日 |
国籍/出身 | トルコ(ウィーン) |
身長 | 188cm |
ポジション | RSB/CB |
所属 | SKラピド・ウィーン |
※メルト・ミュルドゥルとも表記される
サイドバックとしての活路を見出したウィーン育ちの逸材
プレー動画
経歴
1999-2018年(幼年期~ラピド・ウィーンⅡ)
トルコ人の両親の下、オーストリアの首都”ウィーン” で生まれた彼は、2006年に6歳でSKラピド・ウィーンのアカデミーに入団した生粋の生え抜きプレーヤーだ。ラピド・ウィーンU16を経て、15-16からはラピド・ウィーンU18に昇格すると、16歳ながら20試合に出場し 9アシストを記録。翌年もU18でもプレーとなった彼だが、2シーズン連続でÖFBユーゲントリーガU18(オーストリアU18リーグ)をRBザルツブルクU18に優勝を許してしまうなど準優勝ではあったが悔しいシーズンを過ごしている。17-18シーズン、オーストリア・レギオナルリーガ(オーストリア3部リーグ)を戦う、ラピド・ウィーンⅡに昇格した彼は、センターバックとして不動のポジションを築き上げ、23試合に出場した。そして同シーズンの後半戦からはラピド・ウィーンのトップチームに招集を受けることとなる。
2018-2019年(ラピド・ウィーン)
2017年11月29日、オーストリア・ブンデスリーガ第17節のSCラインドルフ・アルタッハ戦で初招集を受けベンチ入りをすると、約半年後の2018年5月13日に行われた第34節のRBザルツブルク戦で先発出場にてデビューを果たした。しかしながらチームは前半26分でアマドゥ・ハイダラの3アシストによる3失点を喫しており、監督のゴラン・ジュリチンは彼を前半34分で交代せざるを得ず、ほろ苦いデビュー戦となっている。ただ、デビュー2戦目となった最終節のヴォルフスベルガーAC戦ではフル出場にて無失点に抑える活躍を残し、その2日後にはラピド・ウィーンとの最初のプロ契約を締結するなど来季に向けた勢いを付けている。18-19シーズン、サイドバックとしての才能に目覚めた彼は、主に右サイドバックとして主力に定着し、ヨーロッパリーグの舞台も経験するなど新たな可能性で評価を高めるシーズンを過ごしている。
代表歴
生まれ育ったオーストリアではなく、両親の祖国であるトルコを国際舞台では選択し。 トルコU17、トルコU19を経て、2018年10月11日にはボスニア・ヘルツェゴビナとの親善試合でフル代表デビューを飾り、UEFAネーションズリーグでの活躍に期待されている。
移籍の噂
2018年12月末には、 約150万ユーロでトルコのベシクタシュとの合意に達したと報じられているが、正式発表には至っていない。ラピド・ウィーンとの契約は2021年6月末までとなっており、ラピド・ウィーンU7から所属しているクラブを離れるのには勇気がいるだろう。将来的にプレーしたい夢を持っていると語るリーグとしては、リーガ・エスパニョーラとドイツ・ブンデスリーガを挙げていることもあり、去就には注目が集まる。
プレースタイル
188cmの長身を持つセンターバックとして下部組織時代を過ごしていた彼だが、トップチームは前述の通りサイドバックとしての活路を見出している。両足を違和感なく使う器用さを持つ選手と評価されており、既にトルコのフル代表デビューも飾っているだけに実力は本物だろう。